外壁は板チョコのようです!
- 4.0
- 旅行時期:2019/08(約6年前)
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by noelさん(女性)
グラナダ クチコミ:5件
アルハンブラ宮殿とは別物と思って見た方がいいです。
アルハンブラ博物館もあります。
この宮殿はカルロス5世の宮殿です。
この王は、アルハンブラ宮殿の最後の王であるボアブディル王とは、まるっきり性格的なものも違ったようです。
カルロス5世と呼ぶより、神聖ローマ皇帝カール5世と言った方が、わかりやすいと思います。
ここスペインでは本来はカルロス1世なのですが、このアルハンブラの表記は、カルロス5世になっていました。
「私がボアブディルであったら、逃げ落ちのびてさまようよりも、アルハンブラを死場所としただろう。」と。
これはカルロス5世が、無血開城をしたボアブディル王を嘲笑した言葉であったと言われています。
この言葉でわかる通り、王としてはこちらの方がふさわしかったのかもしれません。
「Plus Ultra(プルス・ウルトラ)」(もっと先へ、もっと前進)をモットーとした王だけあります。
個人的には悲しい歴史のアルハンブラには、ボアブディル王の方が似合っていると思いますし、どうしても私自身がボアブディル王に感情移入してしまっています。
ただ、このようにこき下ろしておきながら、この宮殿はイタリア国外では、最も美しいルネサンス様式の宮殿と言われています。
イスラム様式の宮殿を見た後では、異質な感じには躊躇しますが、最初からイタリアのルネサンス様式と思って見れば、さほどがっかりしないかもしれません。
ドリス式の円形の中庭は、気持ちの良い空間です。
訪れた際には、別物と思ったとしても見る価値は十分にあります。
そして外壁は、ずっと気になっていたのですが、板チョコか、カレールーのような感じで面白いと思いました。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 3.5
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 展示内容:
- 3.5
クチコミ投稿日:2020/04/19
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