エチオピア航空「8時間ルール」のトランジットホテル体験記
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- 旅行時期:2019/12(約4年前)
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by タヌキを連れた布袋(ほてい)さん(非公開)
アディスアベバ クチコミ:2件
BOM-(ADD)-KGL/ASM-(ADD)-BOMというチケット(Y)で乗ったエチオピア航空の往路,アディスアベバでの乗継ぎ時間が約9時間あった。エチオピア航空の「8時間ルール」(この空港でエチオピア航空の便を最短で乗り継ぐとき,乗継時間が8時間以上24時間以内ならエチオピア航空が無償でトランジットホテルを手配してくれるサービス)は知っていたが,手続が面倒だったり事実上何らかの追加料金が発生するのであれば空港で待つ気でいた。すると,アディスアベバ到着直前にトランジットホテルのバウチャーと税関申告書をステープルした書類をCAが機内の座席まで持ってきてくれるではないか。なかなか手回しがよい。
降機してホテルバウチャーを示しながら歩いていると,係員が「あっち」と指示してくれる。その通路を通り,階下のイミグレの窓口へ。
見ると,エチオピアのイミグレにはビジネスクラス・スタアラG専用の優先レーンがある。「なんてえ国だ」と思いながらも,優先レーンには誰も並んでいないので利用させてもらう。
今回とは別件でエチオピアへ入国するために取得済みの観光ビザを消されやしないかと少しひやひやしながら,「トランジットホテルへ行きます。ビザはありません」とバウチャーを見せながら申告して,あっさりイミグレは通過。ビザは無事だった。両替所があったので,念のため少額のETBを得ておく。寄託手荷物は直接キガリまで行くので,荷物を受け取る必要はない。どこかで税関申告書を提出するのかと見回すが,その機会なく出口を出る。記入して損した。
出口の外にトランジットホテル行きバス乗り場のサインが見える(写真参照)。出口を背に右手のほうへ進んだ先に,各ホテルのマイクロバスが並んでいる駐車場があった。そこでバウチャーを見せ,該当のホテルのバスに案内してもらう。
バスはそんなに待たされることなく発車した。今回指定されたのは「Adis Empire」という古ぼけた三つ星ホテルで,空港から10分弱走って到着した。もうすぐランチの時間が終了するというのですぐに昼食。ブフェ式。
空港へ戻るバスの時間だけレセプションで確認して,あとは自由に過ごす。もちろん外出も自由。Wifiは遅いがぜいたくは言うまい。夕食の時間には部屋まで電話がかかってきたが,昼食が遅かったので断る。
出発の2時間前に空港へ戻る。空港の出発制限エリアはものすごい人混みでびっくりする。空いているベンチすらない。ラウンジも覗いてみたが超過密状態。ラウンジの外では,ガテン系中国人の集団が喫煙室以外の場所でタバコをぶかぶか吸うなどの狼藉を繰り広げている。こんなところに9時間もいたら大変だった。
結局,トランジット関係で追加の費用は一切生じなかった。Yチケットなのに過分なサービスをしてもらった気分だ。
- 施設の満足度
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4.0
クチコミ投稿日:2020/01/09
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