トゥールーズの守護聖人 聖セルナンが「雄牛Taur」に引き回され殉教した地 Notre-Dame du Taur, Toulouse
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- 旅行時期:2019/05(約7年前)
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by wiz さん(非公開)
トゥールーズ クチコミ:9件
3世紀中頃、ローマから派遣された「サトゥルニヌス(セルナン)」はトゥールーズの初代司教となり、この地の宣教に活躍・・ しかし、ユピテル神殿でイエスの教えを説いたために捕らえられ、2頭の雄牛に繋がれて市内を引き回され殉教したという・・。
ノートルダム・デュ・トール(タウル)教会 Notre-Dame du Taur は、トゥールーズ最大の教会である サン・セルナン教会(現在はここに聖セルナンの墓がある) とトゥールーズの中心にある キャピトル広場 を繋ぐ通りに建っており、徒歩観光時にもとても立ち寄りやすい場所に建っていますが・・
・・ この「 ノートルダム・デュ・トール(タウル)教会 Notre-Dame du Taur 」の建っているところが、まさに サトゥルニヌス(セルナン) St-Sernin が 雄牛(Taur) に引き回され殉教した地 なのだそうで、教会の中には、その殉教のシーンも大きく掲げられていました。
この教会の名称は、現在は「Notre-Dame du Taur」ですが、以前は「St-Sernin du Taur」だったそうで、教会の建っている通り名は「 Rue du Taur 」。 Taur は オック語 で 雄牛 (フランス語のTaureau) の意。 以前の教会名の方が、聖セルナン殉教の地という感じがしますね。
教会の中央で見られるノートルダム(聖母)は、トゥールーズのヴィルヌーヴ城壁門 Porte du Rempart Villeneuve (現ヴィクトル・ユーゴー市場は1825年に破壊された古いヴィルヌーヴ城壁の跡地に建っている/Rue du Rempart Villeneuveという通り名も残っている)にあった「ノートルダム(Notre-Dame des Remparts)」なのだそうです。
Rue du Taur でトゥールーズの古地図をみつけましたが・・ トゥールーズの城壁はハートのような形をしていたんですね~。 窪んでいるところが現ヴィクトル・ユーゴー市場あたりかなぁと思います(添付写真5枚目)。
この教会では、ちょうどパイプオルガンの音色を聞くことができたので [動画] も貼っておきます。 入って右側の壁面には「ヤコブの系譜」(14世紀)が見られました。
https://youtu.be/cHTrvKVBpLw
- 施設の満足度
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4.0
- アクセス:
- 5.0
- サン・セルナン教会とキャピトル広場を繋ぐ通り Rue du Taur(雄牛通り)
クチコミ投稿日:2019/07/11
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