高雄市立歴史博物館 Kaohsiung Museum of History

博物館・美術館・ギャラリー

展示は歴史博物館ぽくありませんが、建物が歴史です

4.0
旅行時期：2018/12（約7年前）

by T04さん（非公開）

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美しく威厳のある帝冠様式は1930年代を中心に流行した日本独自の建築様式です。東京の旧軍人会館や遊就館・名古屋市庁舎・愛知県庁舎・神奈川県庁舎などを見に行きましたが、国内では数少ない貴重な存在になっていると思います。その代り旧満洲国や日本植民地であった場所には少なからず残されていますが、その一つが、こちら「高雄市立歴史博物館」です。1939年(昭和14年)高雄市庁舎として竣工した建物は、地震国台湾において今も現役という頑丈さも備えています。この建物そのものが高雄の歴史そのもの、貴重な展示品です。さて館内展示についてです。歴史博物館という名称でありながら通史の常設展というものはなく、企画・特別展示が中心のようでした。今回１階の企画展では、漆技術が日本から伝わって蓬莱塗というの漆器が作られたこと、2階には二二八事件の展示室(これは常設展かも…)があり、事件当日の精巧なジオラマ模型などを見ることができました。