賢帝フリードリヒ2世が眠るカテドラル
- 3.5
- 旅行時期:2016/11(約9年前)
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by piglet2017さん(非公開)
パレルモ クチコミ:39件
道路に面して庭園があり、庭に面して建つ大聖堂は、増改築を重ねたことがよくわかる外観でした。現在入口になっている柱廊玄関は15世紀のもので、入口アーチ部分の上に12世紀創建当時の黄金のモザイクが残っています。ノルマン王朝時代にはこの大聖堂も黄金のモザイクで輝いていたそうですが、今は往時の姿を想像するのが到底不可能な内部インテリアでした。
塩野七生さんの『皇帝フリードリッヒ二世の生涯』を読んで訪れたシチリア、パレルモ大聖堂ではノルマン王朝の霊廟を見ることが目的だったのですが、宝物殿とセットになっている有料エリアに含まれていて、日曜でもないのに閉館!のぞきこむような形でしか、フリードリヒ二世の石棺を見ることはできませんでした。
「フリードリッヒ二世が妻の遺体を納めさせた棺は、以前から彼が気に入っていた古代ローマ時代の石棺だった。しかもその石棺に(あなたのフリードリッヒ)などと彫らせている。」という皇后の棺に至っては、まったく目にすることもできず、非常に残念です。
- 施設の満足度
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3.5
クチコミ投稿日:2018/10/05
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