金色にまばゆく輝くノルマン王朝の礼拝堂は、多文化共存の象徴
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- 旅行時期:2016/11(約9年前)
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by piglet2017さん(非公開)
パレルモ クチコミ:39件
イスラム教徒のアラブ人、ギリシャ正教徒のギリシア人、キリスト教徒のノルマン人と、宗教も民族も異なる人々が、異文化に寛容だったノルマン王朝のために力を合わせてつくりあげた奇跡のように美しい王宮礼拝堂です。
中に入ると、黄金のビザンティンモザイクに目を奪われます。魚や動物を創造中の神様、口からビーム光線のようなものを出してアダムに命を吹きこむ斬新な場面など、旧約聖書を主題にしたモザイクは、宝石でできた絵本のようでした。
アラブ人が担当した木製の天井には、白馬に乗った騎士やドラゴンなどアラブの細密画が残されていて、キリスト教の礼拝堂だからこそ、規制にとらわれることなく自由に創作を楽しむアラブ人の姿が目に浮かぶようです。モスクのように見える建物まで描かれていました。モザイク画と違って、天井の細密画はサイズもとても小さいので、オペラグラス持参をおすすめします。
- 施設の満足度
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5.0
クチコミ投稿日:2018/09/29
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