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首都:アスシオンの中で、いや、このパラグアイという国の中で、最も「厳か」で「静寂」、大理石で埋め尽くされた超豪華なお墓です.....(英雄霊廟/アスシオン/パラグアイ)

  • 4.0
  • 旅行時期:2018/08(約6年前)
コタ(Kota)1号さん

by コタ(Kota)1号さん(非公開)

アスンシオン クチコミ:7件

約174年前の1844年、パラグアイ共和国初代大統領に就任したのが、カルロス・アントニオ・ロペスという人。

この方は、パラグアイを、南米初の義務教育導入、鉄道導入、工業化、タバコとマテ茶の貿易によって、ラテン・アメリカで最も近代化された国家にし、1862年に彼が死去した際は、南米大陸最強の軍隊を有していたと言われています。

そして、後にも先にもこの国最大の危機を招いた、1864年 - 1870年の6年間のパラグアイ対アルゼンチン/ブラジル/ウルグアイの三国同盟軍との間で行なわれた大戦争の時の二代目大統領フランシスコ・ソラーノ・ロペス(+その他、戦争時に奮闘し玉砕した英雄たちが祀られています)らが、ここに祭られている....そう~。

この英雄霊廟は、常に衛兵たちによって守られていますが、バッキンガム宮殿の様に、ピクリともしない、背の高い厳ついた兵隊ではなく、イガグリ頭のニキビ面の初々しい兵隊さん達が構えています。

この戦争では、パラグアイの人口の半分が死滅したと言われる程ひどい結果に終わったそうです。その惨状を忘れぬように、この霊廟が大切に称えられている様です。

結構、外の雰囲気とは隔絶された、とても綺麗で、ひんやり、静かな、素晴らしい建物なのです......

是非、厳かな気持ちで訪問し、この国の過去の勇気ある戦士たちに、リスペクトを持って、ご挨拶ください......

今のこの国の有態(ありてい)は.....この国の地形・地政による要因が大きく、また、その不利で理不尽な状況を打開する為に、結果的にはとんでもなく多くの血を流した.....というこの国にとっては忘れがたい苦難の過去・歴史が....この場所に、凝縮されていると言えます.....




....wiki参照。

施設の満足度

4.0

利用した際の同行者:
友人
観光の所要時間:
1-2時間
アクセス:
4.0
コストパフォーマンス:
5.0
ただ。
人混みの少なさ:
3.0
展示内容:
5.0

クチコミ投稿日:2018/08/15

いいね!:31

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