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ジェータワナ ラーマヤ 施設情報・クチコミに戻る

世界一高い仏塔です。

  • 4.0
  • 旅行時期:2018/06(約6年前)
beanbagさん

by beanbagさん(男性)

アヌラダプーラ クチコミ:6件

アヌラーダプラ3大仏塔の一つで一番最後に創建されました。チケットオフィスのすぐ裏にあります。
スリランカの古事記とも言われるマハーワンサ最終章に登場するマハーセーナ王(334~361、新説276~303、諸説あり)が建立しました。
高さ122メートルで世界一高い仏塔、古代建造物としても世界一高いものの一つです。

兄王ジェッタティッサ1世(323~333)の死後、王位を継承したマハーセーナは、大乗仏教の長老サンガミッタ(マハーワンサでは「邪智の長老」)の進言に従い、マハーヴィハーラを拠点とする上座部仏教を粛清し、ローハーパーサーダ(青銅殿)を破壊してアバヤギリ精舎の建築資材とするなど悪事を重ねました。
また、マハーセーナは邪悪の友であり、偽善者であり、陰謀者であり、不法でもある長老ティッサを気に入り、その進言に従いマハーヴィハーラの結界内にあるジョーティ(光明)と呼ばれる庭に、ジェータワナ・ヴィハーラ(精舎)を創設しました。その時建立されたのがこのジェータワナ・ラーマヤです。ジェータワナ・ヴィハーラは、約5.6ヘクタールの広さを持ち、結界内には10,000人の比丘たちが暮らしたとされています。
王の虐待により食糧不足に陥ったマハーヴィハーラ在住の比丘たちは、マラヤ地方やローハナ地方へと赴きます。こうしてマハーヴィハーラは9年間、打ち棄てられ荒廃します。
このような状況で、王務に関する全ての雑務を行い、王の支持者であったメーガヴァンナーバヤと呼ばれる大臣は、王がマハーヴィハーラを破壊することに激怒し、反旗を翻します。そこで王は忠勤の大臣に陳謝し、和解したのでマハーヴィハーラ派の比丘たちは再びマハーヴィハーラに戻り、移り住みました。悪徳の長老サンガミッタは殺害されます。
その後、ジェータワナ・ヴィハーラはスリランカにおける密教(Sagalika sect)の拠点となり、1165年、パラッカマバーフ1世(1153~1186)による三宗派統一まで確固たる地位を保持することになります。

ジェータワナ・ラーマヤは1909年まで低木のジャングルで覆われ放置されていましたが、占有権をめぐる係争が起き、その後は保護活動の対象となり現在に至っています。

巨大な仏塔を回りながら、複雑な歴史に思いを馳せるのも楽しみの一つです。

施設の満足度

4.0

利用した際の同行者:
一人旅
観光の所要時間:
1-2時間
アクセス:
4.0
アヌラーダプラのチケットオフィスのすぐ裏にあります。
コストパフォーマンス:
3.5
遺跡地区全体の入場料はUS$25です。
人混みの少なさ:
4.0
季節にもよりますが、広いので混み合うことはないと思います。
展示内容:
4.0
巨大な仏塔は一見の価値があります。

クチコミ投稿日:2018/06/24

いいね!:27

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