日本についての展示・解説も
- 4.0
- 旅行時期:2017/07(約9年前)
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by しそまきりんごさん(男性)
ユージノサハリンスク クチコミ:31件
ユジノサハリンスクを訪れたなら、そして日本人なら、ここは必ず訪れた方がよいと思います。
ロシア側から見た日本の展示があります。
日本では、よく北海道の博物館や郷土資料館などで、日本側の視点でのサハリン(樺太)、北海道、千島の展示がなされ、それに見慣れている目には新鮮に映ります。
サハリン州立博物館では、一方的にロシア側の解説かと思いきや、意外にも、江戸時代のサハリン(樺太)、北海道の探索について、最上徳内、間宮林蔵、松浦武四郎を挙げて解説していました。
明治時代の解説では、榎本武揚が挙げられていたのも興味深いです。
勿論、戊辰戦争の将としてではなく、その後の外務大臣としての功績です。
そして、1905年から1945年までです。
わざわざ、1室をとって、当時の日本人の生活がどうであったのかを写真や物品を交えながら展示していました。
北緯50度国境標石もここにあります。
なお、展示の解説を読むことはできなかったのですが、真岡郵便局の9人の乙女ほか、終戦時の日本人の被害については無いようで、その代わりに旧ソ連の将校たちの活躍の栄光について語られているようでした。
ほか、各階、サハリンのことがよく分かる展示があります。
アイヌ、ニブヒなど北方民族の移動や分布、服飾などの生活の様子や遺跡などの解説があったほか、サハリン、千島の動物や岩石など自然科学に関する展示などがありました。
戦前に樺太で発見されたデスモス・チルスの標本骨格(レプリカ)があって、北海道の北見枝幸のオホーツクミュージアムに詳しい解説があるのですが、本物は札幌の北海道大学博物館にあるそうです。
サハリン州立博物館の入館料は、訪れた時は100ルーブル。
そのほか、写真撮影に、更に100ルーブルとられました。
入館するとすぐにセキュリティーチェックがあって、ゲートをくぐったり、手荷物検査があったりしますが、ゲートはおもちゃのような簡易なものでした。
展示は建物内のほか、庭園になっている屋外にもあって、石碑や旧日本軍の小型戦車というものも展示され、小さな子供が乗っかって遊んでいました。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 3.5
- コストパフォーマンス:
- 3.0
- 人混みの少なさ:
- 2.0
- 展示内容:
- 4.0
クチコミ投稿日:2017/12/12
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