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大聖堂 (アルキカテドゥラ) 施設情報・クチコミに戻る

十字軍の侵攻によりリトアニアはキリスト教へ改宗しますが、その13世紀に建てられた教会です。

  • 4.5
  • 旅行時期:2017/07(約9年前)
nichiさん

by nichiさん(男性)

ビリニュス クチコミ:31件

ヴィリニュスは元々は自然崇拝の地。
しかし、十字軍の侵攻によりキリスト教へ改宗します。
その13世紀半ばに建てた教会がこの大聖堂です。
この大聖堂がある所には、元々は雷(ベルクーナス)を祀る神殿があったそうです。
やっぱり元自然信仰の国ですね。
それにしても聖堂内の十字架の道行きの画がデカイ!!
世界で何百もカトリック教会を見てきた私たちでも、こんな大きな十字架の道行きの絵を見たことがありません。
どこのカトリック教会も同じですが、十字架の道行きは全部で14枚あります。
1留から14留まであります。
死刑判決を受けてから十字架に架けられ、葬られるまでのストーリーが絵になっています。
絵は教会ごとに違い、様々です。

聖堂内には17世紀バロック様式の聖カジミエラスの礼拝所があります。
この礼拝所にいる時、何処かの国の団体さんが入って来られました。
解説は英語です。
2人で耳を凝らしながら真剣に説明を聞いちゃいました。
聖カジミエル(1458年~1484年)はリトアニアの守護聖人。
ここには彼の遺体が安置されています。
ポーランド王・リトアニア大公カジミェシュ4世と王妃エリーザベトの次男として生まれたカジミエルは、大変な徳を以て生き、また国家を統治し、素晴らしい慈愛と叡智を持った人物として記憶されています。
25歳で結核で亡くなりました。
祭壇の聖画の上に銀のカバーが付いています。

13世紀半ばに最初に立てられましたが、15世紀にゴシック様式、16世紀にはルネサンス様式になり、17世紀バロック様式で再建されます。そして、18世紀後半に、現在見られる6本のドーリア式円柱をもつ新古典主義様式の姿となりました。
旧ソ連時代には展覧会やコンサートの会場として利用されていました。

施設の満足度

4.5

利用した際の同行者:
カップル・夫婦(シニア)

クチコミ投稿日:2017/11/02

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