クムラン遺跡
- 3.0
- 旅行時期:2017/05(約9年前)
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by ミルさん(男性)
死海周辺(イスラエル側) クチコミ:2件
1947年、死海の北端に位置する荒野クムランでベドウィンの羊飼いの少年が洞窟の中で壷を見つけました。壷には後に「死海写本」と呼ばれる紀元前に書かれた写本が入っていました。旧約聖書「イザヤ書」や創世記外典などの巻物が収められ、それまで最古と思われていた写本より、1000年も古い、紀元前250年頃から紀元70年の間の物であることが判明しました。その後の発掘で、周辺の洞穴群から次々と土器に入った600を超える古代写本が発見されました。世界最古の聖書写本の発見によって、これまでの写本の正確性が実証されたそうで、20世紀最大の考古学的発見といわれています。この古代写本を持っていた共同体は紀元前2世紀から、ローマに侵略されるまで、世俗を離れ、荒地で、修道生活を送っていたグループで、後に「クムラン教団」と呼ばれるようになりました。現在、発見された写本はエルサレムの博物館に展示されています。
- 施設の満足度
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3.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦(シニア)
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
クチコミ投稿日:2017/06/21
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