ザグレブ大聖堂 (聖母被昇天大聖堂) Zagreb Cathedral (The Cathedral of Assumption of the Blessed Virgin Mary)

寺院・教会

クロアチアを代表する建造物。

5.0
旅行時期：2017/05（約9年前）

by azuraさん（非公開）

ザグレブクチコミ：8件

二本の尖塔が一際目立つ建物です。
私が訪問したときは、入口に向かって
右側の塔が修復中でしたが、調べてみても
どちらかの塔が修復中の写真しか見掛けず
不思議に思っていたら、この修復工事は
20世紀後半から、今尚修復中の様です。

異民族の脅威に常にさらされていたザグレブ
では、大聖堂の建設工事が遅れたり、やっと
できても壊されたりと工事の完了までには
かなり時間がかかった様です。
粗悪な素材で出来ていた尖塔は、数十年で
劣化してしまった様で、本格的な修復工事が
20世紀後半より始まったそうです。

聖堂内は、沢山のステンドグラスや、現在
ロシアで使われているキリル文字の原型と
言われるグラゴール文字の刻まれた壁が
あります。この文字はスラブ語圏最古の文字
でもあるそうです。

祭壇の中央にあるのは、ステピナツ大司教の
お墓。この方は第二次大戦中、戦争犯罪人の
烙印を押され軟禁、そのまま亡くなられた
そうですが、現在はその名誉を回復されて
殉職者として信仰を集めているそうです。

ここにあるパイプオルガンは、世界三大の
一つと言われているそうです。
朝夕のミサでは現役で奏でられるとの事。
是非とも聴いてみたかったです。