賢者の石に覆われた女王は、いったい誰なのか?/赤の女王の神殿
- 4.0
- 旅行時期:2015/12(約10年前)
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by ウェンディさん(女性)
パレンケ遺跡周辺 クチコミ:14件
パレンケ遺跡の入口を入ると、最初に見えてくるのが神殿13と言われる3つの神殿のコンプレックス。
神殿13には、頭蓋骨の神殿、赤の女王の神殿、碑文の神殿がある。
ココでの口コミは神殿13の中央にある【赤の女王の神殿】について
【赤の女王の神殿】
赤の女王の神殿、そこから発見された物は、辰砂で赤く塗られた石棺の中に横たわる女性のミイラと数多くの副葬品。
辰砂の朱はミイラの体の表面にも塗りこまれ、発見当時は、その朱色からこの女性は赤の女王と呼ばれていた。
辰砂は非常に貴重な鉱物で水銀の化合物であり、別名を賢者の石(ハリーポッターの第1巻のタイトルでもあるので知っている方も多いと思う)と言われるもの。
真偽のほどは分からないが、死者を生き返らせる力を秘めているという。
そして、この赤の女王は、発見当初はパレンケの権力者であったパカル王の母であるクック女王ではなかろうかとする説が主流だった。
しかし、近年に行われたDNA解析の結果、パカル王と赤の女王は血縁関係にない=親子関係にはないことが判明し、現在は、赤の女王はパカル王の王妃とする説が有力となっている。
赤の女王の神殿は、神殿13の3つの構造物の中で唯一、階段ピラミッドを登り神殿の中に入ることができる場所。
辰砂のかかった石棺も自分の目で見ることができる。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 観光の所要時間:
- 1日
クチコミ投稿日:2017/01/03
いいね!:6票
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