新渡戸稲造の名を冠した庭園は1960年に作られ、北米でも最も本格的な日本庭園
- 4.0
- 旅行時期:2016/05(約9年前)
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by ハンクさん(男性)
バンクーバー クチコミ:3件
5,000円札に描かれた新渡戸稲造の記念庭園がブリティッシュ・コロンビア大学のキャンパス内にあるというので出かけた。新渡戸稲造(1862 - 1933)についてはほとんど知らなかったが、教育者・思想家、農業経済学・農学の研究者であり、大戦前に日本の軍国化に反対した。1933年に日本が国際連盟脱退を表明した年、カナダのバンフで開かれた太平洋問題調査会会議に出席し、会議終了後港町のヴィクトリアで倒れ、永眠した。彼の名を冠した庭園は1960年に作られ、面積は約1haあり北米でも最も本格的な日本庭園であるそうだ。事実広々とした庭園は日本国内の京都や名園と言われる庭園に匹敵する立派なものだ。花々や紅葉などの植栽も日本の四季の移ろいを実感できる配慮がうかがえる。公園内の石碑には「願わくは われ太平洋の 橋とならん」と新渡戸稲造自身の言葉が刻んであり、その人徳を偲ぶことができる。時間が許せば是非訪れて欲しい場所だ。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 家族旅行
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 2.5
- 景観:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
クチコミ投稿日:2016/06/05
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