カーサナタルデサンタカタリーナトーマス Casa Natal de Santa Catalina Thomas

建造物

サンタ・カタリーナ・トーマス出生の場所にあるチャペル

3.5
旅行時期：2015/11（約10年前）

by SUR SHANGHAIさん（女性）

マヨルカ島クチコミ：40件

マヨルカ島のヴァルデモッサはフレデリック・ショパンとジョルジュ・サンドが一冬を過ごした修道院があることで知られていますが、そのほかにも村の守護聖人サン・バルトロメを祀った教会があったり、サンタ・カタリーナ・トーマス出生の場所に造られたチャペル（カーサ・ナタル・デ・サンタ・カタリーナ・トーマス）があったりします。

サンタ・カタリーナ・トーマス（1531～1574）はヴァルデモッサ生まれの女性。
幼い頃から聖人やサタンの姿が見えるなどの特殊な能力があったそうです。
孤児になってからはパルマのサンタ・マグダレナ修道院に入り、貧しいながら祈りの日々を過ごしたことで島中の人々に崇められ、1930年に列聖されています。

そのカーサ・ナタル・デ・サンタ・カタリーナ・トーマスの場所は、ヴァルデモッサのサン・バルトロメ教会正面に向かって左側にあるRECTORIA小路。
その5番地がそうなのですが、独立した一つの建物ではなく町並みに溶け込んだ造りになっているため、扉の開いた正面に来るまで「え？　本当にここにあるの？」と思う人が多いかも。
この小路の左右には、鉢植えの花や観葉植物が飾られ、ちょっとした見所になっています。

チャペル内部には、サン・カタリーナ・トーマスの像のほか、その生涯を数ヶ国語で簡単に説明したプレートが並んでいました。
像の足元には新鮮な切花が飾られ、今でもヴァルデモッサの人々の信仰を集めているのがよく分かりました。