フェルメールの名画が待っています
- 4.5
- 旅行時期:2015/09(約10年前)
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by norisaさん(非公開)
ハーグ (デン・ハーグ) クチコミ:1件
マウリッツハウス国立美術館のコレクションはオランダ総督ウィレム5世とその子のオランダ初代国王ウィレム1世の収集が元となっているそうです。
ここが王立美術館として開館したのはウィレム1世の時代、1822年ですが、現在は国立美術館です。
外観はカワイイのですが、地下にも広がります。
ここではレンブラントの有名な自画像が鑑賞できます。
そして、さらに有名なテュルプ博士の解剖学講義という題名の絵画です。
これは1632年におこなわれたアムステルダム外科組合主任解剖官ニコラス・トゥルプ博士の公開解剖学講義を記念して描かれたものです。
ちょうどライデンからアムステルダムへと移住したばかりのレンブラントへテュルプ博士を始めとした数名の人物から依頼され制作された作品だそうです。
しかし、何といっても目玉はご存じ、フェルメールの真珠の耳飾りの少女(青いターバンの娘)です。
この世界でも最も人気の絵画も、何と!1882年のオークションでわずか2.5ギルダー(1ポンド以下)で売却されたそうですから、見る目のある人は少ないものです!
そしてこの作品の最も大きな謎のひとつである、誰を描いたものか?ということについては、理想化された人物であるとする説や、フェルメールの娘のひとりを描いたものであるとする説など諸説ありますが、今のところ決定打となる証拠はないそうです。
もうひとつの名画はフェルメールのデルフトの眺望という名画です。
生涯を過ごしたデルフトの朝七時頃(作品内の時計塔はその時刻を指している)の街並みを描いた風景画です。
この絵の特徴は街の前景に影を、後景に光を当てる光の描写です。
さらに理想的な美を追求し、現実の街の姿に手を加えて描いた表現は同時代の他の画家の風景画と比べて突出した秀作です。
この美術館へのアクセスはハーグ中央駅から徒歩15分程度です。
道もわかりやすいので迷うことはないでしょう。
ただし、美術館は小さいのでご注意ください!
- 施設の満足度
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4.5
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 3.0
- コストパフォーマンス:
- 3.5
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 展示内容:
- 4.5
クチコミ投稿日:2015/11/17
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