とても美しく、可愛らしい水車の村
- 4.5
- 旅行時期:2015/10(約9年前)
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by よいにゃんこさん(女性)
ベローナ クチコミ:2件
ボルゲット(Borghetto)は、北イタリア、ヴェネト州、ヴェローナ県のコムーネ、ヴァレッジョ・スル・ミンチョ(Valeggio sul Mincio)の分離集落の1つで、ボルゲットは、ロンバルド方言で「要塞化された集落」を意味する。トルッテリーニ(愛の結び目)で有名なヴァレッジョにあるミンチョ川に浮かんでいるように見える村・ボルゲット。
中世の箱庭ともいわれているそう。とても小さい村ですが、散策にお勧めです。世界遺産になったら観光客が増えてしまうのでしょうが、のどかな雰囲気を残してもらいたいです。
ヴェローナ(Verona)の西南西約25km、マントヴァ(Mantova)の北北西約25kmにある。
ガルダ湖の南約10kmに位置し、ガルダ湖からマントヴァを経由してポー川に合流するミンチョ川(Mincio)の畔にあり、「イタリアの最も美しい村」に認定されている。
ミンチョ川は、マントヴァとヴェローナの領地境として、何世紀もの間、絶え間のない領地争いの場となっていたが、1202年、ヴェローナがこの地を獲得した。
スカリジェリ家によって、最初の木造橋が架けられ、村の防備が固められた。
スカリジェリ家は、左岸のヴァレッジョ(Valeggio)とボルゲットを、軍事拠点として強化したが、やがて、ミラノのヴィスコンティ家に領地を奪われて行った。
1393~95年、ジャン・ガレアッツォ・ヴィスコンティ(Gian Galeazzo Visconti)は、ヴェローナを征服した後、新たに獲得した領地の防衛線とするため、長さ650m、幅25mの要塞化したダム、ヴィスコンティオ橋(Ponte Visconteo)を築かせた。
このダムによって、ミンチョ川の流れが変わり、浅瀬は使えなくなった。また、ミンチョ渓谷を見下ろす丘の上のスカリジェロ城(Scaligero Castle)と結ばれた。
1405年、ヴェネチア共和国の一部となって、水車を利用して、麦や米の製粉、精米が行われた。また、1553年には運河が引かれ、ミンチョ川の水が灌漑にも使われるようになった。
- 施設の満足度
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4.5
- 利用した際の同行者:
- 家族旅行
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 3.0
- 車なしで行くにはベローナからまずバスでヴァレッジョ・スル・ミンチョという街に行き、そこからミニバスに乗り換えるか歩いて行くしかありません。
- 景観:
- 5.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- まだ観光客は少ないようです
クチコミ投稿日:2015/10/18
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