世界遺産「17世紀の輸送ルート」
- 3.0
- 旅行時期:2015/10(約9年前)
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by ミルさん(男性)
トゥールーズ クチコミ:1件
トゥールーズと地中海の港町セートをつなぐのが240kmにも及ぶ「ミディ運河」です。支流部分も含めるとその総延長は360kmにもなるそうで、17世紀に国家プロジェクトとして30年間かけて作られました。19世紀に鉄道に取って代わられるまで、大西洋と地中海とを結ぶ重要な輸送ルートでした。起伏の多い地形を克服する100を越える水門が築かれ、水位の違う運河の途中に船を入れ、水門を閉めて水を流し、高低差が無くなると、水門を開けて移動させます。水門の開け閉めによって高低差を乗り越える、こうした運河を閘門式運河と呼ぶそうです。この運河が完成するまで船はジブラルタル海峡を通らねばならなかったそうで、運河開通によって、この地の流通が盛んとなり、運河周辺の町々は大いに発展しました。今では運河クルーズを楽しむ観光用のスポットして利用されています。ミディ運河は1996年、文化遺産としてユネスコ世界遺産に登録されました。
- 施設の満足度
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3.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦(シニア)
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 3.0
- コストパフォーマンス:
- 3.0
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- 展示内容:
- 3.0
クチコミ投稿日:2015/10/02
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