オトラント大聖堂 Cattedrale di Otranto

寺院・教会

素晴らしいモザイク画は必見♪

5.0
旅行時期：2014/07（約11年前）

by コトルさん（男性）

オートラントクチコミ：136件

オートラント大聖堂はオートラント観光のハイライト。
南イタリアでは最高傑作のモザイク模様の床が有名。

大聖堂（Basilica Cattedrale）は地下教会もあり、
まずはそこから見学。
１１世紀にすでに大聖堂（Basilica Cattedrale）は造られていたが、
オスマン帝国により破壊され、
現在の大きなバラ窓が特徴のプーリアンロマネスク様式に造られたのは１５世紀。
地下教会は唯一破壊されていない１１世紀の当時のまま。
たくさんのアーチが並び、幻想的。
また、周囲の壁や祭壇、柱などに貴重な１１世紀のフレスコ画が残されており、
非常に興味深い。
１０００年の時を超えて鮮やかな色彩が美しい。
そのさらに地下にはオスマン帝国により殉教したたくさんの人が眠っている。
地下教会を見学したら、
上階の大聖堂へ。
非常に広い空間で、
天井は素晴らしい木製の装飾。
どこか日本のお寺にも共通する。
そして最大のハイライトは床一面にいっぱいのモザイク画。
見事なモザイク画に感動する。
躍動する人物や動物、
優美な曲線を描く系統のような大きな木。
オスマン帝国により大聖堂は破壊されるものの、
床のモザイクは破壊されずに無傷に残ったのは最大の謎で、稀有な奇跡。
素晴らしいモザイク画をじっくりと丹念に鑑賞したら、
天井や壁の装飾なども鑑賞。
祭壇はシンプルであるが、その上は独特なクーポラ。
八角形のクーポラで星形となっている。
また、窓が多く天井から明かりがこぼれるようになっている。
祭壇の右側はもう一つの小さな教会があり、
オスマン帝国により殉教した死者たちが静かに眠っている。
はるか遠い中世時代の戦乱を想いながら、
平和を願う。

入場はフリー。
撮影はOK。
夏季では朝８時～１８時までオープン。