寿康斎(スガンジェ) 憲宗が祖母純元王妃のために建てた
- 5.0
- 旅行時期:2015/05(約9年前)
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by konomiさん(女性)
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1848年に憲宗が、祖母であり当時の大王王妃であった純元王后(スンウォンワンフ)の住まいとして、建立した建物。昌徳宮にあります。
憲宗最愛の側室である慶嬪の住まい錫福軒(ソクポクホン)に隣り合っています。
王は毎日朝夕、安否伺いのために尊属の住まいを尋ねる習わしだったので、先王たちの未亡人は王の住まいの近くに居を構えるのが一般的でした。当時内殿最高の地位にある純元王妃の住まいをここに作ったということは、憲宗がそれまでの王の住まいではなく、慶嬪とともに錫福軒に住む意思表示をしたともいえるでしょう。
純元王妃としては、このような質素な館に住まうのは不本意であったかもしれません。
何しろ権力欲の強い方でしたから。
いずれにせよ、1年余りで1849年に憲宗が若干22歳で逝去すると、純元王妃は次の25代王、哲宗の摂政になり、この館をさっさと引き払って、本来の快適な住まいに戻ったようですが。
ここはまた朝鮮の最後の皇女として日本統治時代に対馬の宗家に嫁いだ徳恵翁主の最後の住まいでした。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 5.0
- コストパフォーマンス:
- 5.0
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 展示内容:
- 5.0
クチコミ投稿日:2015/05/24
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