錫福軒(ソクポクホン) 憲宗の最愛の側室、慶嬪の住まい
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- 旅行時期:2015/05(約10年前)
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by konomiさん(女性)
ソウル クチコミ:329件
錫福軒(ソクポクホン) は1848年、第24代国王憲宗(ホンジョン)が、側室である慶嬪(キョンビン)の住まいとして1848年に建立した建物。
もともと慶嬪は憲宗が正室に・・・と望んだ人でした。
実権を握る祖母の純元王妃の反対で、正室は明憲王后洪氏に決まりましたが、慶嬪を忘れられない憲宗は、3年後に慶嬪を側室として迎えました。
念願かなって最愛の側室と質素に穏やかに過ごしましたが、その幸せな期間はわずか1年あまりでした。憲宗は1849年6月に病のため、わずか22歳(数え23歳)で崩御。
24代王憲宗は、第22代正祖の血を受け継ぐ最後の王で、その曾孫に当たります。
祖父は純祖、父は孝明世子(ヒョミョンセジャ)。
王権が弱まりつつあり、外戚が権力ふるっていた時代。
祖母であり純祖の妃である純元王后(安東金氏)と母である神貞王后(豊壌趙氏)の権力争い、水害、伝染病の蔓延、2度にわたる国王の廃位をねらった謀反事件など、国政の混乱は続き、押し寄せてくる外国の圧力に対抗できるだけの国体ではありませんでした。
聡明だった父の孝明世子があと10年生きていたら、もしくは曾祖父の正祖が改革を成し遂げるまで長生きしていたら、歴史は全く変わっていたかもしれません。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
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- コストパフォーマンス:
- 5.0
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 展示内容:
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クチコミ投稿日:2015/05/24
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