南半球最大と言われる西洋美術館
- 5.0
- 旅行時期:2014/01(約12年前)
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by ヒリュウさん(男性)
サンパウロ クチコミ:8件
南半球で最も優れた西洋絵画のコレクションを有すると言われているのが、このサンパウロ美術館(略して「MASP」)です。
実際に訪れてみて、確かにそのとおりだと思いました。
日本にもこれだけ幅広く作品を揃えた西洋美術館はないでしょう。
特に印象派・ポスト印象派の作品に力点が置かれていました。
ルノワール、モネ、ドガ、ゴッホ、セザンヌ・・・etc.
教科書に載っているような超有名作品というのはありませんが、著名な画家は一通り網羅しているという印象を受けました。
また他にも、エル・グレコなどの中世宗教画(イコン)から、ピカソなどのモダンアートまで、時代を超えて幅広い作品を収蔵しています。
正式名にも入っているアシス・シャトーブリアンというのは、ブラジルのメディア王の名で、彼が第二次世界大戦前後の欧米混乱期に収集したコレクションが核となっているとのこと。
美術館は月曜日が休館日。
営業時間は原則10時~18時で、木曜日のみ10時~20時に延長されます。
入場料は15レアル。
最寄り駅は、美術館名がそのまま冠されたTrianon-Masp駅になります。
地下鉄L4路線の駅で、そこからパウリスタ通りに沿って徒歩3分です。
美術館の建物は新しくはありませんが、少し変わっていて、高床式になっており、1階は屋外の広場となっています。
休日はその広場でフリーマーケットも催されるそうです。
1階の入口でチケットを買い、荷物検査をし、クロークに預けます。
展示フロアは、屋外の1階部分を挟んで2~3階と地下に分かれており、エレベーターで往来します。
残念だったのは、欧米の美術館とは異なり、写真撮影が不可だったこと。
しかし、混雑はしていなかったので、ゆっくりと作品を鑑賞することができました。
サンパウロはリオなどと比べて観光資源が少ないと言われていますが、このサンパウロ美術館は、この大都市の中でも屈指の名所と呼べると思います。
美術に興味のある方は、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 観光の所要時間:
- 半日
- アクセス:
- 5.0
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 展示内容:
- 5.0
クチコミ投稿日:2015/05/09
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