遠近法を活用した不思議空間
- 5.0
- 旅行時期:2014/11(約10年前)
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by ブンさん(女性)
ヴィチェンツァ クチコミ:9件
ルネッサンス建築の巨匠パッラーディオ最後の傑作。彼の死後1584年完成、翌1585年こけら落としされた古代ギリシャ・ローマ風の劇場です。近代の屋根つき劇場としては史上最古のものであり、かつ、現在も使われているというからビックリです。
入ってみると、まず古代神殿のような重厚なつくりに圧倒されます。でも、座席が木で出来ているせいか、座ってみると不思議と冷たい感じは受けず、のんびりリラックスできます。薄暗い席でゆっくり鑑賞できます。舞台には遠近法を駆使した建物のセットが嵌めこまれており、中央の花道からはいまにも人がふらりと出てきそう。ところが、係員さんの話では、役者は上手・下手および舞台下の扉からしか出入りしないとのことで、舞台奥は行き止まりになっているそうです。なんと見事な錯覚でしょうか。ここで実際に芝居を見てみたい気分になりました。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 乳幼児連れ家族旅行
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 4.0
- パッラーディオ大通りの一番端にあります
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- 共通券利用、またはパドヴァカードの割引可
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 施設の快適度:
- 5.0
- 木製の座席で、ゆったり静かにながめられます
クチコミ投稿日:2015/02/17
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