悲劇から復建した南大門・ソウル
- 4.0
- 旅行時期:2014/11(約11年前)
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by ふみさん(男性)
ソウル クチコミ:5件
2008年2月の焼失事件には驚いた。なぜならば、偶然にもその1年前に観光で訪れていたからだ。事件は完全に韓国内の問題だが、世界的にも重要な史跡遺産である南大門は、もはや本物が歴史のページから消え去ったのである。
正式には、1398年に完成した城門である『崇礼門』という名称のようだが、日本の国宝建築物の基本形とも言えるような厳かな風格を持っており、一見の価値はあるように思う。
私たちが2009年に再訪したときは、周囲を鉄板壁で囲んでの復建工事中であったが、その時の噂では、完全復建は不可能ともされていたのだ。
2013年の5月に復元完了という情報を得ていたが、今回たまたま三度に亘って現地を訪れる事ができたので、是非ともその場所に行ってみたいと希望していた。
南大門の姿形は以前とそっくりに復元されていたのだが、その建築にあたっては現代工事の用法が使われた事だろう。どうしても心の中には‘復刻レプリカ’という見方が残ってしまうのが、とても残念である。
国の違いや政治的背景の難しさなどと関わりなく、人間の残した技術や芸術が、永劫に尊重される事を切に願う。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦(シニア)
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 3.5
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 展示内容:
- 3.5
クチコミ投稿日:2015/01/07
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