ブルージュ歴史地区
- 3.0
- 旅行時期:2014/12(約11年前)
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by ミルさん(男性)
ブルージュ クチコミ:12件
旧市街全体が世界遺産に登録されているブルージュは、9世紀にバイキングによって町が築かれたのが起源で、「ブルージュ」とは、古代スカンジナビア語で港を意味すると言われています。毛織物業で町は栄え、13世紀にハンザ同盟に加盟、イギリスからの羊毛の輸入港となり、ヨーロッパ最大の商業都市として発展します。しかし15世紀になると、アントワープ港にその地位を奪われ、衰退します。運河に泥が沈殿し、商船の出入りが出来なくなったことも、街の衰退に拍車をかけました。すっかり、影を潜めた存在だったブルージュが復活するのは20世紀になってからです。中世の面影を色濃く残す町並みが注目されはじめ、「北のベニス」とも言われるようにまでなり、現在に至っています。ブルージュはボビンレースで有名な町でもあります。レースは当初、神父や貴族の衣装等に使われる男性用の装飾品でした。手の込んだレースは王侯貴族のステイタスシンボルでもありました。ブルージュのボビンレース作りは修道院で教えられるようになり、やがてベルギー中に広まり、今や世界中の人々を魅了するベルギー土産にまで成長しました。しかし、手間と時間がかかるレース作りは職業としては成立せず、今もブルージュにあるレース学校は、もっぱら趣味のために学ぶ人のためとなっています。
- 施設の満足度
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3.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦(シニア)
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 3.0
- 景観:
- 3.0
- 人混みの少なさ:
- 3.0
クチコミ投稿日:2014/12/29
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