満州帝国の都市計画に感嘆
- 5.0
- 旅行時期:2012/04(約13年前)
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by ナツメロ大王さん(男性)
長春 クチコミ:6件
かつての新京(今の長春)の中心に、総面積約20ヘクタールの面積を誇る文化広場が広がり、多くの市民の憩いの場所となっています。近代西洋建築に中国風を加味した、緑色の甍の美しい長春科技大学が北側に建ち、広場から南に向かって新民大街の大通りが伸びています。この長春科技大学は、1938年に建設が始められ、太平洋戦争の勃発により地下のみ完成した段階で工事が中断した満州国皇帝溥儀の新宮殿を前身としています。戦後、1950年代に地質宮殿として完成したという歴史を持ちます。
この広場に立ち、国務院や軍事部、司法部といった首都機能の中心を担う省庁が集まる新民大街を望むとき、綿密な都市計画に基づいて満州の荒れ野に人工的に生み出された新京(今の長春)の先進性に感嘆せざるを得ません。また、侵略といった負の面は忘れてはならないでしょうが、そうした中で一人ひとりの庶民としての先人達が、如何に強い大陸への熱意を抱いていたかについても思いを巡らしたいものです。
古い歌ですが、熱砂の誓い(建設の歌)の一節がふと浮かんできました。
♪わ~き~立つ我らの建~設のう~た~(歌)♪
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 5.0
- 景観:
- 5.0
- 人混みの少なさ:
- 5.0
クチコミ投稿日:2014/11/21
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