ガリア人たちによって崇拝されていた奇跡の泉(井戸) や カロリング王朝聖堂、地下聖母聖堂、12世紀の壁画 などが残る フランス最大のクリプト (※ガイドツアーのみ) La Crypte de la Cathedrale Notre-Dame de Chartres
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- 旅行時期:2014/10(約11年前)
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by wiz さん(非公開)
シャルトル クチコミ:4件
シャルトル大聖堂は、1194年の火災でほとんどが焼失し、現在のシャルトル大聖堂の大部分はそれ以後に再建されたものです。
(※最初の建物は、ガロ・ロマン時代(ガリアがローマ帝国の支配下にあった時代)の市の城壁の足元にあり、4世紀にさかのぼります。 司教ジルベール、司教聖フュルベール、などにより時代時代に建てられ、何度か火災にあい再建。 しかしまた1194年に火災。)
しかし、この1194年の火災を逃れた部分があり、それが、大聖堂の有名な 西正面 ”王のポルタイユ” 、有名なステンドグラス ”美しき絵ガラスの聖母” の聖母の部分、そして 地下聖堂 <クリプト> などです。
このクリプトの部分には、現在、ガイドツアーという形でしか入場できないので、見学されたい方は、ガイドツアーで入場できる曜日や時間を公式ホームページで調べて行かれた方が良いと思います。 私たちが訪問した10月の日曜日は、午前にガイドツアーがないので、お昼頃パリ・モンパルナス駅を出て、14時15分からのガイドツアーに間に合うように訪問しました。 ガイドツアーはフランス語でしたが、日本語の説明が書かれたプリントをもらうことができました。 この日本語プリントですと、南翼廊脇の出入口から入って、北翼廊の出入口から出るような順番で説明が書かれていましたが、私たちがまわった時は、この日本語プリントの説明の逆の順番で、北翼廊出入口から入り、地下の周歩廊をまわり、南翼廊出入口から出ました。 ガイドツアーの見学時間は40分くらいでした。 ガイドツアー料金は3ユーロ。
クリプトには、現在のシャルトル大聖堂の建物の中で最も古い部分、ガロ・ロマン時代の(ガリア人たちによって崇拝されていた)奇跡の井戸 ”サン・フォールの井戸” や、カロリング王朝の聖堂である ”聖リュバン聖堂” (そこにガロ・ロマン時代の壁もあり) 、巡礼者が厳しい祈祷に精進するときこもった ”地下聖母聖堂” 、 日時計の天使など王のポルタイユのオリジナルの彫刻の一部がある ”サン・マルタン聖堂”、 12世紀の壁画が残る ”サン・クレメント聖堂” などが残っています。
今日のシャルトル大聖堂が建つ小高い地がキリスト教化される以前はガリア人たちの巡礼地であったという歴史(※シャルトル Chartres の地名は カルヌーテース Carnutes に由来している。 今日大聖堂が建つ所はカルヌーテース族の神聖な場所だった。)、シャルトル大聖堂の歴史、などに興味がある方は、是非、地下聖堂 <クリプト> を見学されてみてはいかがでしょうか。
- 施設の満足度
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5.0
クチコミ投稿日:2014/11/07
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