(09) サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼地として世界遺産に登録されている Eglise Saint-Hilaire le Grand
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- 旅行時期:2014/10(約11年前)
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by wiz さん(非公開)
ポワティエ クチコミ:13件
サン・ポルシェール教会を見た後は、賑やかなガンベッタ通りを南下し、サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼地として世界遺産に登録されているサン・ティレール・ル・グラン教会(11世紀建造)に向かいました。
サン・ティレール・ル・グラン教会は、中へ入った瞬間、(感覚的に)すごい!と思いました。
教会内には、エミール・マールの本で紹介されていた柱頭彫刻「聖イレールの死」や、身廊には司教像が描かれたロマネスクの壁画(11世紀末)も残ります。 (この司教像の壁画は衣の表現にサン・サヴァン聖堂のトリビューンとの関係がみられるのだそうです。)
ポワチエ市のホームページ( http://www.poitiers.fr/ )で、サン・ティレール・ル・グラン教会のリーフレットがダウンロードでき、その中に教会内の配置図(見どころの柱頭彫刻や壁画など)が書かれているので、事前に見たいもののある位置を確かめて行きました。 なにしろ、「聖イレールの死」の柱頭彫刻が見たいと言っても、柱頭彫刻はたくさんありますからね。
しかし、この見たかった柱頭彫刻「聖イレールの死」の置かれている位置は非常に高く、かつあまり明るくないので、ズームを使って写真を撮るのはなかなか難しくほとんどぶれてしまいました。
この教会は、他の教会とは少し離れたポワチエ旧市街の南西部に位置しますが、教会建築に興味がある方ならば、できれば見学された方が良いと思います。
エミール・マールの『ロマネスクの図像学』によれば・・ ≪聖イレール(ポワティエのヒラリウス Saint Hilaire de Poitiers)は、4世紀、キリスト教の最も巧妙な聖人の一人。 はじめ異教徒だった彼は司教になる前に結婚していたが、ひとたびキリスト教徒になると、アリウス主義に対する最も果敢なカトリック正統の擁護者として活躍した。 聖ヒエロニムスの記したところによると、彼の書物にはローヌの流れのように抗しがたい力があったということである。≫
Eglise Saint-Hilaire le Grand
http://www.patrimoine-histoire.fr/Patrimoine/Poitiers/Poitiers-Saint-Hilaire-le-Grand.htm
(注・クチコミのタイトルの頭につけた数字はポワチエ駅発着で訪問した順番です。)
- 施設の満足度
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5.0
クチコミ投稿日:2014/11/06
いいね!:2票
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