アフトンガリキ Afu Tongariki

建造物

個人的には、ここのモアイが一番のお気に入り

5.0
旅行時期：2014/04（約12年前）

by SUR SHANGHAIさん（女性）

イースター島クチコミ：25件

イースター島で見た限りのモアイの中で、個人的な一番のお気に入りはアフ・トンガリキの１５体のモアイ。

荒々しい崖もある海岸線の眺めと言い、高さ５ｍ以上のモアイがずらりと横並びになった長さ１００ｍのアフ（祭壇）の規模と言い、見ごたえ十分。
一つ一つのモアイを見ていくと、空の彼方の故郷を想っているような表情のものもあって、こちらが切なくなるほど。

それにも増して印象的なのは、そのモアイたちの再建の経緯。
アフ・トンガリキのモアイは、立てられた当時から無傷でいたわけではなく、他の遺跡のモアイ同様、１７００年頃の部族間の争いで引き倒されたり、さらには１９６０年のチリ地震津波でも被害が出たそうです。
それが、チリと日本のモアイ修復委員会の合意で今見る姿に復元され始めたのは１９９２年。作業が終了したのは１９９６年。
修復のためのクレーンや資金を提供したのは、日本の大手クレーン会社ということで、日本語での説明も付いたプレートもありました。

アフ・トンガリキのすぐ周辺には、売店やトイレなどの設備は無し。
近くの見所ラノ・ララク（モアイの製造場所だった岩山）入口の休憩所で、用事は済ませておくと安心。