ポルトガルの聖堂にそっくり! 貧困救済の陰に知っておくべき
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- 旅行時期:2014/03(約12年前)
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by Boa Viagemさん(非公開)
リオデジャネイロ クチコミ:37件
Igreja da Candelária カンデラーリア教会は、宗主国ポルトガル風の建造物として典型的なバロック様式のファサードで、ポルトガルに行ったことのある人は見たことがあるという気がする。それもそのはず、LisboaリスボンにあるBasílica da Estrela エストレーラ聖堂(白色でもっと美しい教会として知られる)に色こそ違え、そっくりなのである。
さかのぼること1609年、嵐を経てリオデジャネイロに到着した船カンデラリーア号の乗組員は、Nossa senhora de Candelária 聖母カンデラリアに捧げる礼拝堂を建てた。それをのちにポルトガル王が立派な教会を建築することとした。
(聖母カンデラリアとは、片手にキリストを抱き、もう一方にcandeláriaキャンドルを持っているマリアのことである。)
カンデラリア教会が別の意味で有名なのは、ストリートチルドレン路上生活の子供たち(Moleque de favela ファヴェーラの少年少女)の救済のため、簡易宿泊所にもなっていたため、1993年、ここで子供たちによる車への投石、翌日の虐殺事件がおきたことがある。
象徴的な出来事であり、巨大なfavelaファヴェーラ(貧民街)を300か所も抱えるリオという都市の背景やブラジルの発展の歪み、北東部(サトウキビのプランテーション栽培と奴隷など)→ 南東部(コーヒー栽培と商工業化など)への人口流入と格差について知っておく必要性を痛感させられる。
- 施設の満足度
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3.5
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 3.5
- 展示内容:
- 3.5
クチコミ投稿日:2014/06/15
いいね!:2票
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