友好の歴史の遺構
- 4.0
- 旅行時期:2014/04(約12年前)
-
-
by naoyumiさん(女性)
台北 クチコミ:281件
歓楽街の林森北路に面し、晶華酒店や老爺酒店など日本人宿泊客も多いホテルに隣接する林森公園に、大小の2つの鳥居が建っている。公園の隅の方でしかも大きなガジュマルの樹のそばにあるのであまり目立たないが、これは第7代台湾総督の明石元二郎氏とその秘書官であった鎌田正威氏の墓前に建てられていたものだそうだ。この地は日本統治時代は共同墓地だったが、中国大陸から敗走してきた国民党の避難所となってバラックが建ち並び、その整備のため、遺骸は台北県三芝郷の福音山基督教墓地に、鳥居は二二八公園へ移され、鳥居だけが2010年10月にここに戻ってきた。広い芝生の公園に建つ鳥居は今は場違いな雰囲気だが、死後は台湾に葬るよう遺言を残していた明石元二郎氏と、彼を偲んで寄付金で墓所を建てた台湾の人々との友好の歴史を物語る遺構となっている。
- 施設の満足度
-
4.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 展示内容:
- 4.0
クチコミ投稿日:2014/05/16
いいね!:1票
利用規約に違反している投稿は、報告することができます。 問題のある投稿を連絡する