マヤの時代の生活がそのまま残るエルサルバドルの世界遺産
- 4.0
- 旅行時期:2003/01(約23年前)
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by KAWATO KANNAさん(男性)
サン・サルバドル クチコミ:1件
エルサルバドルから、サンアンドレス遺跡、タスマル遺跡、カサブランカ遺跡と合わせてタクシーをチャーターして行きました。
ホヤ・デ・セレンは、エルサルバドルから40km位のところで、世界遺産になっているところですが、見ても立派な神殿や石碑があるというわけでもありませんでした。何故、ここが世界遺産に指定されているかといえば、イタリアのポンペイ遺跡のように、近くのラグーナ・カルデラ火山の火山灰で村全体がすっぽりと覆われてしまい、マヤ古典期の生活の姿がそのまま残っている遺跡だからです。
3世紀頃から農耕が営まれ、6世紀頃の噴火で火山灰に覆われていました。1976年に建築工事を行った際に偶然発見された貴重な遺跡です。トウモロコシ、インゲン豆、リュウゼツラン、グァバ、カカオ、チリなどが発見されており、これらは、遺跡の入口近くにある小さな博物館に展示されていました。博物館には、大きな土器や生活道具なども、数は決して多くはありませんが、当時の生活の様子がわかるような資料がいろいろ展示されていました。
住居跡や耕作地などは、当時のままに発見されて、保存されています。その一部は公開されていますが、公開されている遺構の2箇所を見ました。博物館の右側のほうにありました。階段を登って行くと、屋根がつくられた下に穴が掘られており、建物の一部が公開されていました。柵を隔てて間近に見られましたが、土を固めた日干レンガのようなつくりでした。彫られている場所は、土地の面積と比べてわずかな場所で、周囲を掘ればまだまだいろいろなものが出てきて、マヤの当時の生活の解明がさらに進むんだろうと思います。但し、このあたりは、掘って、見える形にしてしまうと、崩壊が進みやすくなってしまうので、その保存活動も同時に進めていかねばならないので、資金面の問題などもあり、なかなか進まないようでした。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 観光の所要時間:
- 半日
- アクセス:
- 3.5
- コストパフォーマンス:
- 3.5
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 展示内容:
- 4.0
クチコミ投稿日:2013/12/23
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