横12mある涅槃像がここに ~ドゥシャンベ国立古代民族博物館~
- 5.0
- 旅行時期:2010/05(約16年前)
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by ムロろ~んさん(男性)
ドゥシャンベ クチコミ:2件
ツアーで手配してタジキスタンの首都、ドゥシャンベへ行きました。
市内の観光スポットの一つ、国立古代民族博物館に行きました。
展示の内容の中で私が興味があった仏像や石器時代の遺産など数多く陳列されていました。
紀元後の話ですが、クシャン朝時代(45~242?)にシルクロードを通じてインドから仏教がタジキスタンに伝わり、広まりました。 ソグド人を介して広まったようですが、その当時のものが20世紀初頭に、ロシアの研究家が今のタジキスタンの南部にあるクルガン・テッパ仏教遺跡やアジナ・テペ仏教遺跡で発見され、こちらの博物館に移送したとのことでした。
※ちなみに、9世紀頃にサーマーン朝進出により、イスラム教が布教。
この旅で担当して下さったガイドさんは私にこのように説明して下さいました。
今は国民の大半がイスラム教徒だけれども、自分たちの先祖が仏教を信仰していたことも大切にしなければならない、イスラム教徒だからといってこの仏像を壊してはならない、なぜなら壊すと自分たちの先祖も壊すことにもなるのでこのようにきちんと大切にしていると力説していました。
本当に長い年月を経てこのような遺産を残して下さった方にはありがたみを感じずにはいられません。
なかなか行けないところかもしれませんが、イスラムの方も自分のご先祖を大切にするために残す歴史遺産を大切にしている姿勢を伺うことができました。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 観光の所要時間:
- 半日
- アクセス:
- 4.0
- ドゥシャンベ市内中心部にあります。
- コストパフォーマンス:
- 5.0
- ロシア人研究家が20世紀初頭に発掘された涅槃像がここで見れます。昔、シルクロードとして仏教が布教されていたことが分かります。
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- あんまり観光客が来ないからでしょうか。少なく、静かに観光ができました。
- 展示内容:
- 5.0
- 仏教遺跡で発掘された物が多かったです。
クチコミ投稿日:2013/11/24
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