史上初めてマリアに捧げられた教会
- 4.0
- 旅行時期:2013/10(約12年前)
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by MILFLORESさん(女性)
サラゴサ クチコミ:13件
ヌエストラ セニョーラ デル ピラール聖堂
BasiIica de Nuestra Senora del Pilar
「柱上の聖母 ピラール」に献堂されています。
言い伝えによると、西暦40年、キリストの12使徒の1人であるヤコブ(スペイン語でサンティアゴ)がエブロ川の岸辺で祈っているところに聖母マリアが出現し、自分自身を模した小さな木像と碧玉の柱をヤコブに渡し、この地に教会を建てるよう命じました。
ヤコブが建てた、その像と柱を祀った小さな礼拝堂が、ピラール寺院の元になります。
その柱に因んで、ヤコブの前に出現した聖母は Virgen del Pilar ピラール聖母と呼ばれます。(ピラール PILAR とは「柱」の意)
この出現は、聖母被昇天以前にマリアが出現した唯一の例とされています。そして、この聖堂は史上初めてマリアに捧げられた教会とみなされています。
現在見られる聖堂は17世紀に建設されたバロック様式の建物です。
内部、クーポラのひとつには1781年にゴヤが描いたフレスコ画「Regina Martirum」があります。
信者が多く集まってお祈りしているのが、ヤコブに聖母自身が渡したとされる碧玉の柱の上に置かれた聖母マリアの像が祀られている礼拝堂です。この礼拝堂の後ろに、柱の一部が直接見て触れる部分があり、信者はそこに並んで接吻します。
また、教会には場違いな爆弾が3つ飾られているのですが、これはスペイン内戦中の1936年に聖堂に落とされたのに、どれも不発であったものです。ピラール聖母の奇跡のひとつとされています。
中は撮影禁止です。
たくさんある鐘楼の内のひとつに、3ユーロ払ってエレベーターで上がれます。上の展望台からはエブロ川沿いに広がるサラゴサの街並がよく見えます。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
クチコミ投稿日:2013/11/15
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