デタパマドレ De Tapa Madre

地元の料理

絶品なタパス！！某人気店より格段に上だと思いました・・・

5.0
旅行時期：2013/08（約12年前）

バルセロナクチコミ：5件

行きたかったお店が満席で入れなくて、「取り敢えず行ってみるか」と入ったお店です。
ですが、この旅で食べたお店で１～２を争うレベルの高さと感じるお店でした。
どなたかとこの美味しさを共有したいです・・・・・！！

メニューから選んだタパスは、ピミエントス・デ・パドロン、ガンバス(焼いたもの)、ハモン、エスケシャーダ、パン・コン・トマテ、カジョス。
エスケシャーダなどどれも美味しかったのですが、特筆したいのは・・・

■ガンバス（エビの塩焼き）
魚介、特にエビや貝には目がないので、この旅でエビのアヒージョや焼いたもの茹でたものたくさん食べてみたのですが、ここのがベストでした！　焼きたてアツアツで供されるエビは、素材と焼きの加減がとても良くジューシーに仕上がってます。
また、臭みや苦味が一切出ていないエビ味噌が甘くて美味しい！鮮度が良い証拠です！　味噌までむしゃぶりつきました。

■パン・コン・トマテ
一見カンタンそうですが、意外と店によっては水っぽくパンがくちゃっとしていたり、ガチガチに固かったり差が出るのこの料理。こちらのお店のはお代わりしたい位美味しかったです。
まず、パンのクラスト（皮）がパリっと香ばしく、気泡ががあいたクラム（中の柔らかい部分）がしっとりもっちりしているのが特徴のチャバタの様なパンを使っています。
そこにオリーブオイルと、酸と甘みの程よいフレッシュなトマトを塗っているのですが・・・全く水っぽくなっていません。パリ・もち！な食感と上に塗ったものがとてもマッチしています。

■カジョス（内蔵の煮込み）
トリッパみたいな内蔵ではなく、どちらかというと脂をまとった部位の内蔵を煮込んだもの。夫イチオシの逸品です。
どのようなレシピなのか全然想像がつかなかったのですが、クミンのスパイス香があるので口に入れた時カレーっぽい印象。もちろん全然カレー味ではなく、これ特有の味。
とろっと柔らかくなった内蔵がこってりしているけど、コクがあって美味しいです！
日本人でこれをオーダーしたお客さんがいなかったようで、カマレロのおじさんが「内蔵だけど大丈夫か？」と身振り手振りで心配してくれましたが、クセもなく日本の方にもおすすめです！

カマレロのおじさんは一見恐そうだったけど話してみたらすごく良い人でした。
大阪に７年ほど住んでいたことがあるらしく、ほんのちょっとだけ日本語を話せます。

上記のメニューの他にビール１杯と、ロゼのカバ、白ワインを頼んで計50.2ユーロでした。
ガイドブックや某サイトでイチオシされ、連日行列のお店に後日行ってみたのですが、ここのほうが美味しい！と夫婦で意見が一致しました。

これを食べるためにまたバルセロナに来たい！そう思わされたお店でした。
次に来れるまで、味が変わらないといいな・・・