歴史…知っていますか?
- 4.0
- 旅行時期:2009/11(約16年前)
-
-
by T04さん(非公開)
ソウル クチコミ:17件
皇帝を名乗ることができる中国は天を祭る儀式ができていましたが、その中国の冊封体制にあった朝鮮の王は天を祭ることができず、もちろん皇帝を名乗ることもできませんでした。日清戦争の結果、日本によって中国からの独立が認められた朝鮮王は皇帝を名乗り、国号を大韓帝国と変え、中国にならって天を祭る儀式を行うようになりました。その儀式の場が「圜丘壇」です。その後、日本は大韓帝国を併合し、朝鮮半島を直接統治するようになりました。現在、かつて「圜丘壇」があった場所には「ウエスティン朝鮮ホテル」が建っています。このホテルの母体となったのは、日本の朝鮮総督府が建設した要人用迎賓館を兼ねる宿泊施設であり、朝鮮半島初の西洋式ホテルでもあった「朝鮮ホテル」です。ホテルは「圜丘壇」を取り崩して建設されたため「圜丘壇」そのものは残っておらず、歴代皇帝の位牌を安置する「皇穹宇」のみが残されています。「ウエスティン朝鮮ホテル」に宿泊したら、是非その場所がどのような歴史的意味を持っているのか…と一瞬でも考えることができたら良いのではないでしょうか。
- 施設の満足度
-
4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 4.5
- 「ウエスティン朝鮮ホテル」に隣接しています…というか、圜丘壇の一部を取り崩してホテルが建てられています
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- ほぼ無人です
- 展示内容:
- 3.5
- 歴史を感じたい人や、建築に興味がある人には良いと思います
クチコミ投稿日:2013/07/03
いいね!:0票
利用規約に違反している投稿は、報告することができます。 問題のある投稿を連絡する