ベスビオ周遊鉄道は便利だが乗り心地と雰囲気は・・・
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- 旅行時期:2013/03(約13年前)
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by mayさん(非公開)
ナポリ クチコミ:3件
ソレントからベスビオ周遊鉄道を利用してポンペイ遺跡を訪れた。ナポリ空港インフォメーションで購入しておいたアルテカードは、ベスビオ周遊鉄道に乗り放題で、またポンペイ遺跡入場にも利用できるので、チケット売り場の行列に並ばずにすんだので便利だった。
ソレントからポンペイ遺跡へはナポリ行きに乗り、『ポンペイ・スカーヴィ・ヴィッラ・ディ・ミステリ』駅で下車する。所要時間約30分。日中は30分毎程度に出ている。駅から遺跡入口までは徒歩数分とすぐである。(ちなみにナポリ駅からは所要時間は40分程度。ナポリ駅からはサレルノへ向かう路線もポンペイ遺跡近くの駅に停車するが、メインとなる遺跡入口ではないので、ポンペイ遺跡を訪れる際は、ソレント行きに乗り上記の駅で下車することをお勧めする。)
ソレント駅では、先ず電車に描かれた派手な落書きに驚かされる。全ての電車が同様であり、電車内に座っても、落書きのせいで外の風景が見えにくい場合が多い。電車内の椅子は薄いプラスチック製で、床に完全に固定されている。昭和30年代頃に日本で走っていた電車はこういう椅子ではなかったかと・・・経験したことはないので想像ではあるが。しばらく揺られていると、お尻が痛くなってきた。(数日後にナポリへ移動した際に乗車したときは、外見上は少し新しいタイプの電車に乗ったが、こちらも決して快適とは言えない椅子の造りであった。)
発車直後からポンペイに着くまでの短い間に、次から次にいろいろな人種と年齢の人達が、南米の楽器を演奏しながら歌ったり、太鼓を打ち鳴らしたり、アコーディオンを弾いたり、オカリナを吹いたり、単に缶や手を差し出してきたりと、さまざまな手法でお金を無心してくるが、目線を合わさなければ通り過ぎて行くだけなので問題ない。
南イタリアは経済的に危機状態にあるとは聞いていたが、ソレントからナポリまでの電車から見える光景は、確かにそれを裏付けるようなものであった。電車内の雰囲気も『身を硬くして』構えてしまうことも多々あった。混雑しているときはじゅうぶん持ち物に注意したほうがよい。怪しい雰囲気のグループが乗り込んでくる場合もあるので、空いているときも注意するべきである。若い女性は、暗くなってからは乗らないほうがよいと思う。日中でも、電車の運転席近くにはドアの開閉を担当する車掌がいるので、若い女性はその近くに座ることをお勧めする。
たまたま観光シーズンオフのときに乗車したので上記のような雰囲気であったが、聞くところによると、観光シーズン中は電車内はたいてい観光客でごった返しているので危ない雰囲気はあまり感じられないそうだ。
- 施設の満足度
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2.5
- 利用目的:
- 中・長遠距離
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- 利便性:
- 4.0
クチコミ投稿日:2013/03/28
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