”サグラダファミリア”から学ぶ建築学
- 5.0
- 旅行時期:2013/02(約13年前)
-
-
by Elliott-7さん(男性)
バルセロナ クチコミ:2件
・・・ サグラダファミリアの建物は、高度な数式で計算されていた ・・・
サグラダファミリアの側に、ひっそりと展示室がある。殆どの人はショップに関心があるので、この展示室はいつも空いている。現地ガイドさん曰く、「あそこに紐でぶら下がった砂袋があるので、見ておいて下さい。」と、その意味がよくわからなかったが、説明によれば、ガウディがサグラダファミリア教会を建てるときこの砂袋を錘にして建物のラインを描いたのだという。
専門的になるが、このラインのことを”カテナリー曲線”というのだそうだ。
(catenary)または懸垂曲線(けんすいきょくせん)または懸垂線(けんすいせん)とも言い、ロープや電線などの両端を持って垂らしたときにできるあの曲線である。
カテナリーの名はホイヘンスによるもので、"catena" (カテーナ、ラテン語で「鎖、絆」の意) に由来する。(wikipediaより)
深く考えなかったが、曲線には放物線、楕円、双曲線そしてカテナリー曲線などがあるのだ。構造物に用いた場合力学的に安定しているため建築、橋梁においても用いられているのだそうだ。
具体的この曲線が使われている建造物は、あちこちで見ることができる。岩国の錦帯橋のアーチや東京湾に架かるレインボーブリッジ、来島海峡大橋などがこの曲線の類ということができる。
サグラダファミリアの建築には、このカテリーナ曲線が取り入れられていることを知ったのは大きな収穫である。
- 施設の満足度
-
5.0
クチコミ投稿日:2013/03/20
いいね!:3票
利用規約に違反している投稿は、報告することができます。 問題のある投稿を連絡する