注意事項多数の板門店ツアー
- 4.0
- 旅行時期:2012/12(約13年前)
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by SUR SHANGHAIさん(女性)
ソウル クチコミ:34件
板門店(パンムンジョム)は、DMZ(非武装地帯)の軍事境界線上にあるJSA(共同警備区域)の村。ここに軍事停戦委員会本会議場があります。
ソウルから北に約80kmほど。
板門店へは個人では行けないのでツアーに参加する必要がありますが、歴史に関心のある方は行ってみる価値ありと思います。
これまでの韓国訪問では日程などの都合で行けずにいた私たちも、今回は下記のCOSMO.JIN TOURという旅行会社主催のツアーでソウルから訪れてみました。
●注: 板門店ツアーを主催している旅行会社はほかにもあります。あれこれ比較検討してみるといいと思います。
COSMO.JIN TOURのサイト: http://www.cosmojin.com/ 訳文は完璧ではありませんが、日本語版もあり。
日本語版のメニューに出ている≪安保観光≫のページが、板門店やその他の非武装地帯ツアーの紹介になっています。
訪れる場所や組み合わせによってツアーも数種類あり。
2012年12月下旬だと、私たちが参加した板門店ツアー(JSA外の烏頭山統一展望台+昼食込み)は8万7千ウォン/人。
予約、代金支払いが済むと、入金+ツアー日程などの確認メールが英文で送られてきました。
●注: 板門店ツアーでは、ツアー当日のパスポート必携のほか、注意事項が多数。
サイト内や確認メールにもツアー参加当日の飲酒の禁止、服装などに関する注意事項が明記されています。
服装に関しては、肌の露出の多い服(ノースリーブ、ミニスカート、短パンなど)、ミリタリー調ファッション、サンダルは禁止。
ジーンズも禁止の対象になっていましたが、実際には着用している人が結構いました。
ただし、今後も大丈夫とは限りません。やはり注意事項は最初から守って行くのがいいのでは。
カメラのレンズは90mm以上は不可。
ツアー当日も、ガイドさんから「ここは撮影してはいけない、ここから先に出てはいけない、バスの中で立ち上がってはいけない。指差し禁止。」などの注意も出されます。
自由行動は慎んで、指示に従いましょう。
私たちが参加したのはソウル10:00発、17:00帰着のツアー。
あちこちのホテルからピックアップされてきたお客さんとロッテ・ホテルで合流して出発。
この時のお客さんは5,6カ国からの参加者で総勢30人近く。ガイドさんは英語のみでの説明になりました。
最初に寄った烏頭山統一展望台は、南北を分ける臨津江(イムジン川)と漢江の合流点にあります。北朝鮮側とは川を挟んで2.1kmの距離。
対岸の北朝鮮側の土地も強力な望遠鏡で眺められます。
望遠鏡使用には500ウォン・コインが必要。両替ブースもありましたが、前もって準備して行くと憂い無し。
この展望台では、ビデオや展示の見学、脱北者の女性の体験談も聞けました。
次にツアー専用食堂へ移動して昼食。
事前にプルコギにするかビビンバにするかガイドさんが聞きに来ます。
プルコギは、4人で一つの鍋。1人2人で参加して、全く見知らぬ人たちと鍋をつつき合うのに抵抗がある方はビビンバにするといいかも。
鍋も付け合せも量が少なめ。男性だと物足りないと思います。
統一大橋から板門店方面へと入って行く時にはやはり全員ちょっと緊張。
途中、UN軍兵士もバスに同乗してきます。
キャンプ・ボニファスで専用バスを乗り換えて板門店周辺を回るようになってました。
何があっても安全の保障はされないとの宣誓書に同意のサインをするとやっぱりドキドキ。
この宣誓書はツアー最後に返されるので記念にしては?
渡されるゲスト・バッヂは、見えやすい所に付けましょう。
撮影に大幅な制限がある区域ですが、自由の家の裏手にある軍事停戦委員会本会議場内外が写真撮影も比較的自由。
ただし、階段を下りてはいけないなどの禁止事項があるので、ガイドさんの注意はよく聞いてからどうぞ。
本会議場内部には、軍事境界線にまたがって置かれている会議用テーブルや、北朝鮮側に抜けるドアがあり、ここでは韓国側の憲兵2人が直立不動の姿勢で警備にあたっています。
最初はその異様な雰囲気にシ~ンとします。
ここでもガイドさんから、「彼らに話しかけたり触ってはいけないが記念写真を一緒に撮るのはOK。ただ、後に回り込んだり、テーブルに置いてある国連の旗との間を通ってはいけない。テーブルやテーブルの上の軍事境界線上に置いてあるマイクロフォンに触ってもいけない。」の説明の後は、ちょっと賑やかになって記念撮影タイム。
モデルにされる憲兵さんたちはどう思っているのか気になりますが…。(;^ω^)
後は車内から≪宣伝村≫の遠景、≪帰らざる橋≫を見て、キャンプ・ボニファスへ。
お土産タイムがあるので記念品を買って行くといいですよ。
北朝鮮の切手、一般の訪問客は撮影禁止になっている場所の絵はがきなどなど。
DMZロゴ入り商品は、バッヂ、カップ、置物、衣類…と、種類豊富でした。
視察に来たらしいオバマ大統領の写真もありました。
帰りはまっすぐにソウル市内へ。
16:40にはロッテ・ホテルに帰着。
全体的には印象深いツアーでしたが、ガッカリしたのは、自由の家上階からの板門店全体が眺められなかったこと。
何らかの理由があってこの時だけダメだったのかも?
- 施設の満足度
-
4.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- 観光の所要時間:
- 1日
- アクセス:
- 1.0
- 個人では行けない場所なので、ツアーに参加する必要あり。
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- 歴史に興味がある方なら行ってみる価値あり。
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- ツアーごとのグループが入れ替わり立ち代り見学するようになっていて、混みあった感じはあまりなし。
- 展示内容:
- 4.5
- 板門店エリアのほか、烏頭山(オドゥサン)統一展望台からの南北の眺望やビデオ・展示見学、脱北者のお話も聞けます。
クチコミ投稿日:2013/01/29
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