アジャンターの石窟寺院が開かれたのは、二つの時代に分けられます。
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- 旅行時期:2006/12(約19年前)
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by 魅々さん(女性)
アジャンター クチコミ:2件
アジャンターの石窟寺院が開かれたのは、二つの時代に分けられます。紀元前1世紀頃の前期窟(上座部仏教期)と紀元5世紀の後期窟(大乗仏教期)です。
前期窟は真ん中あたりの5つの簡素な石窟群で、内部にはさしたる装飾もなく、ストーパ(仏塔)を礼拝対象として刻み出しています。
僧侶たちはこれらの窟院で修業を重ね、一般参拝者も礼拝供養に訪れていたと思われます。
開窟が再開されたのは、インド文明が黄金期に輝く5世紀中葉で、当時中央インドを支配していたヴァーカータ帝国の信仰に篤い家臣団が、財と威信をかけて造営を試み、より荘厳に、より豪華に石窟寺院群を築きました。
しかし、ヴァーカータ帝国の崩壊にともなう戦乱のため、アジャンターは放棄され、ジャングルに呑込まれてしまいました。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 4.0
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 展示内容:
- 5.0
クチコミ投稿日:2012/12/18
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