在住者より、フランス国内でレンタカーで移動される方へ
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- 旅行時期:2012/11(約13年前)
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by ippuniさん(女性)
パリ クチコミ:73件
フランス国内全体についての地域ごとに注意事項や日本との違い、全般的な口コミです。
☆フランス全体の一般情報☆
・左ハンドル、右通行、ほとんどの車がマニュアル(オートマは予約時に要確認)
・ガソリン代1リットルで約1.5~1.7ユーロ、ディーゼル1リットルで約1.3~1.5ユーロ(2012年11月現在)
・注油は全てセルフ式
・高速道路の速度制限は一般的に130キロ/時、国道は80~110キロ/時(標識に従う)、市内は30~60キロ/時(標識に従う)
・高速道路は有料と無料があり、ある都市を中心にして生活圏内は無料、それを越すと料金所が現れる。
・出発地から目的地までの距離、所要時間、料金、ガソリン代などは以下のサイトで調べられます(英語バージョン有り)。
http://www.autoroutes.fr/index.htm
☆運転する際に特に注意すること/日本にはない規則☆
・Priorite a droit(右からの侵入車優先)
これはとても大事な決まり事です。フランス人はほぼ全員守っています。外国人(観光客や移民)は結構無視しているのでフランス人に怒鳴られています。
何かと言うと、三角の中にXが書かれている標識が出たら、その次に現れる道路の右からの侵入車が優先になります。直進車が常に優先ではない、ということです。割り込みが優先になる道路だからその規則を知っているフランス人たちは、車が来ているか来ていないかあまり確認せずに進入してきます。これを無視した場合、運が良ければ怒鳴られるだけで済みますが、運が悪ければ衝突事故にもつながります。たまに、標識がないのに右優先のところがあります。これの判断基準は、相手側の道路(自分の走っている道路にぶち当たる手前あたり)に白の点線が書かれているか書かれていないかで判断します。書かれていない場合は右からの侵入車が優先、書かれている場合は非保護(直進車優先)になります。いちいち、見てられるか、と思いますが、フランス人は右側(から車が侵入してくる)道路に常に気を遣いながら走っています。
・Rond Point(ラウンドアバウト)
ヨーロッパで運転したことがある人ならだれでも知っていると思います。
こちらは右側通行なので、時計と逆回りに周ります。
通常はラウンドアバウト内にいる車が優先ですが、一部パリの凱旋門などの複雑なラウンドアバウトでは、侵入車が優先と言うわけでもないのですがほぼそのような雰囲気で周っています。何番目の出口で出るかによって車線を変更しなければならないので要注意です。
・盗難/強盗
パリの中でも真ん中から北側(パリ市内からシャルル・ド・ゴール空港に向かうサンドニ県)などは移民や不法滞在者の多い無法地帯のような地域です。パリ市内でも18区、19区、20区はあまり治安が良くない地域です。これらの地域では、駐車している間に窓ガラスを割られたり、駐車場に車を止めている状態でサイドミラーをもぎ取ったり、ヘッドライトをもぎ取ったり、ガラスを割って中のものを持っていったりします。結構頻繁に起きています。盗んだものはサイドミラーも含め、市場で販売しているようです。特に後部座席や助手席に鞄を多いて走ることは絶対ないように!定期的に知人たちが走行中に2人組のオートバイがやってきて助手席の窓ガラスを割り、ハンドバックを奪い去る、といった事件が起きています。かくいう私も、パリ近郊では、パリの16区の住宅街でやられました。走行中も赤信号や駐車時などにやられる可能性があるので乗り降りすぐ時以外は必ずロックを忘れないように。
・STOP
これは全国共通ですが、STOPの標識が出たら、すぐに確実にストップしましょう。
フランス人たちは、明らかに人が通らない田舎の道路でもきちんとストップしています。
因みに、昨年友人がストップの標識のところでストップをしなかったために、衝突し、そのまま廃車しました。
・路駐と路上駐車場/駐車場
路駐は基本的に違法で警察が土日かかわらずチェックしています。罰金はそれほど高くありませんが要注意です。
路上駐車場は、基本的に朝7時(~9時)から夜18時(~20時)までは有料です。夜間は無料になります。
Pの支払機に黄色い丸いシールが付いている場所はレジデンス用駐車スペース(お金を払えば一般の人でも止められる)で土日は無料になります。大通りや商業地区などでは、朝~夜までと土曜日は有料になります。料金はコインで払えるところと、クレジットカードで払うところがありますが、パリ市内に置いては多くのところでTABACで売っている駐車カードで支払いするタイプになります。大体のところはマックス2時間~3時間なので、長時間とめる場合は、地下駐車場をお勧めします。
・走行速度
走行速度を守るか、守らないかは地域によってかなり差があります。
パリの場合、基本的に守りません。人より車が優先といった感じで、信号も変わったらすぐに出発しないとクラクションをならされます。制限速度=最低速度といった観念がパリジャンにはあります。
ただし、地方都市はしっかりと速度を守っていますし、車より人が優先です。なので、フランスだから…と乱暴な運転をすると大変なことになります。パリと地方とでは運転するスタイルが全く違うので気を付けて下さい。
☆レンタカー旅行で特に気を付ける地域☆
・パリ(移民が多く特に運転が乱暴です。強盗も頻繁にあります)
・サンドニ県(移民、違法滞在者が多い無法地帯です)
・南仏アヴィニヨン周辺(車泥棒が一番多い地域として知られています)
・マルセイユ(フランスの中でレンタカー旅行するにあたって一番治安が悪い地域です。私はここで5人組のカージャックに遭いました。とにかく車はロックすること。窓ガラスを割られて鞄などをもぎ取られようとしたら抵抗しないことです。強盗たちは、ナンバーを見ればすぐにレンタカーだとわかるそうです。レンタカー会社や駅から後を付けてくるケースもあります)
・ニース(マルセイユの延長です。ニース~マルセイユ間の高速道路上で知り合いのイタリア人が強盗に遭いました)
どんなに安全な場所に行っても気を付けるに越したことはないですが、上記の地域では頻繁に事件が起きており、自分を含め知り合いもやられているのでくれぐれも注意してください。
なお、路駐する際に、前後の車にぶつかってスペースを作って駐車する、といったことはパリ市内では普通のことなのでびっくりしないでください(地方では違います)。
- 施設の満足度
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4.5
- 利用目的:
- その他
- コストパフォーマンス:
- 5.0
- マニュアルなら良い
- 利便性:
- 5.0
- 地方都市には最適
クチコミ投稿日:2012/11/07
いいね!:7票
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