周恩来が新中国の二大奇跡と自慢した人工天河。
- 3.0
- 旅行時期:2012/10(約13年前)
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by ぱっしょんKさん(男性)
鄭州 クチコミ:11件
河南省安陽市林州市は昔林県と呼ばれていた時代、油よりも水の方が大事と言われるほど水の少ない地区でした。
中華人民共和国成立後、この水の無い土地に水を引くように作られたのがこの紅旗渠です。
当時の中国には十分な建設機械はなく、すべて林県の人たちの人力を結集してつくられました。山西省から水を引いたのですが、省境には太行山という広大な山地があり、それを超えて水を流す必要があり、その工事は難航を極めたもので、紅旗渠は林県民の血と汗の結晶と言えます。
周恩来が外国の友達に「新中国に二つの奇跡あり。一つは南京長江大橋。もう一つは林県の紅旗渠。」と言わしめました。
今、紅旗渠は中華人民共和国愛国教育基地の一つに指定されています。
紅旗渠風景区は分水嶺景区、青年洞景区、絡絲潭景区の3つに分かれています。(が時間の関係で絡絲潭景区には行っていません)
分水嶺景区には立派な水門と紅旗渠博物館があります。博物館の中には工事を行った際の写真や工事の様子のジオラマが展示されています。
青年洞には人力で作ったトンネルがあり、モーターボートでトンネルの中を見ることができます。
不便な場所ですが、ちょっと昔の中国人の血と汗の結晶を見に行ってみてはいかがでしょうか。
- 施設の満足度
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3.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- 観光の所要時間:
- 半日
- アクセス:
- 2.0
- 分水嶺は数系統のバスがありますが、青年洞と絡絲潭は一日に数往復しかないため、タクシーチャーターが必須。
- コストパフォーマンス:
- 3.0
- 3つの風景区セットで100元。納得のいく金額です。
- 景観:
- 3.0
- 青年洞の山の上など景色のいい所もありますが、運河を見るが基本。景色がよいところがそれほど多い訳では有りません。歴史遺跡と考えた方がいいです。
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- 運河沿いの道は狭く、少しの人でも進むのが大変になってしまいます。人が少なくても多い様に感じてしまいます。中国の休日は避けるべきです。
クチコミ投稿日:2012/11/03
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