フィンランド正教会唯一の男子修道院。ワインがおいしい!
- 5.0
- 旅行時期:2012/09(約13年前)
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by marimiさん(女性)
その他の都市 クチコミ:1件
ヨエンスーから車で西に1時間半弱。
ヘイナヴェシという郡にあるこの修道院は、フィンランド正教会唯一の男子修道院。
正確には「新ヴァラモ修道院 uusi valamo luostari」。
もともとはこの修道院、現在ロシア領になってしまったラドガ湖に浮かぶ島にあったのですが、第2次大戦中(フィンランドでは継続戦争という名前です)1940年にソ連に占領され、厳しい冬の最中、ソ連軍に追い立てられて、この地に移ってきました。
それで「新」ヴァラモなのです。
敷地内には、いくつかの礼拝堂や宿泊施設、レストラン、ワインセラーなどが散在し、現在も修道士たちが暮らしています。
おすすめは、レストランと、ワイン売り場もあるおみやげもの屋。
フィンランドの(多少ロシア風)典型的なお昼ご飯を飲み物付き8ユーロほどで食べることができます。
ワインは修道院の裏手にある畑で育ったブドウで作られているようで、一本買って飲んでみましたが、まろやかで新鮮でおいしかったです。瓶の深いブルーが素敵でした。
見どころは一番大きい礼拝堂の中にある小さい礼拝室のイコン。日本人のイコン画家ペトロス佐々木が描いたものです。
実は雪景色の修道院も見たくて、冬にも足を運びました。
雪に閉ざされた様子は、ラドガ湖から数百キロの道のりを逃げてきた修道士たちの旅路の辛さを髣髴とさせるものでした。
修道士たちの合唱団が有名だそうで、一度礼拝堂で聴きましたが、素晴らしいのひとことでした。おみやげ売り場でCDを売っていたので買い、今でも時々聴いて、厳寒の地に建つ孤高の地を思い出しています。
http://www.valamo.fi/
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 友人
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 3.0
- ヨエンスーから出ている路線バスが使えます。本数が少ないので注意!1日観光ツアー(日本語)も手配すれば可能らしいですが詳細はまだ不明。
- コストパフォーマンス:
- 4.5
- 入場無料
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 静かです…
- 展示内容:
- 5.0
- 小さい美術館もありますが、一番は礼拝堂でコーラスを聴けること!日曜日だけだったかもしれないので、日程に注意。
クチコミ投稿日:2012/09/18
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