勝てば貴族、負ければ奴隷、家族の運命は球技の結果に…
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- 旅行時期:2012/08(約13年前)
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by ウェンディさん(女性)
ウシュマル遺跡周辺 クチコミ:5件
ウシュマルのガイドのガブリエル氏から教えてもらったお話。
マヤ時代、球技の正式な大会は、実は毎年行われたわけではないという。
数十年に一度、特別な儀式のときにしか正式な大会は行われなかった。
身分は問われず、うまくボールを操れるものが選手になれた。
だから、多くの若者が毎日毎日練習に励んだ。
競技の選手になることは、みんなの憧れでもあり恐怖でもあった。
---その理由は、勝負の結果が、家族の運命をも背負っているから。
競技は2チームに分けて行われる。
重いボールを的の環に入れたチームが栄光を手にする。
そして勝ったチームの家族には素晴らしい栄誉が待っている。
---それは、貴族になれるという栄誉。
家族の中から球技の選手が選ばれ、そのチームが勝った場合、たとえ奴隷の身分であっても貴族になれる。
だから、身分の低いものは、選手になりたがった。
一方、負けた方のチームはというと、家族もろとも勝ったチームの家族の下働きとなるか、農民となるかの二者択一。
球技の選手には貴族の若者もいたはず。
彼らにとっては、なかなかスリリングなゲームだったに違いない。
そして、勝負に勝ったチームのキャプテンは、どうなったか。
---生贄となる栄誉が待っていたそうだ。
マヤ時代、面白そうだけど、その時代に生まれていなくて良かった…。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 家族旅行
クチコミ投稿日:2012/09/02
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