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淡水老街 施設情報・クチコミに戻る

台湾の歴史が分かる東西の交差点

  • 5.0
  • 旅行時期:2011/07(約15年前)
蓬莱島山人さん

by 蓬莱島山人さん(男性)

台北 クチコミ:2件

淡水駅から左手の老街を歩き紅毛城までの道に多くのスポットがあります。
台北市民がよく行っているコースですが、
(1)淡水老街を歩くと、淡水名物の「てんぷら(薩摩揚げ)類」などの小吃類、「鉄蛋(家鴨の卵の佃煮)」や「魚酥(さかな煎餅)」などの土産物を始めとする多くの店が並んでいます。川岸にそって散歩することができるので夕暮れ時は景色を見ながら川岸のレストランで食事を楽しむのもすてきでしょう。駅のそばの通り(スターバックスの裏手の道)には足の裏マッサージの有名店があり、2011年のときは30分300元でした。
(2)歴史ファンには紅毛城エリアの散策がお勧めです。淡水は16世紀にスペイン人が台湾北部を植民地化したときにできた港町で、その後オランダ人がスペイン人を駆逐し、今紅毛城と呼ばれている「アントニオ堡塁」を造り、本格的な港湾都市として発展を始めました。19世紀後半からは天津条約で欧米に開港され、紅毛城のとなりにはヴィクトリア朝様式の旧イギリス領事館が公開されて、定期的に歴史関係展示(2011年はカナダ展)があります。多くの西欧人が居住し貿易会社を設立、今その当時の建物が老街附近(レストラン紅樓など)に残っています。また、台湾近代化の発祥地で、カナダ人宣教師マカイ博士が伝道、医療、教育を行った場所で、今、その旧跡のコロニアル様式の建物が老街と紅毛城のとなりの真理大学(教会の見える公園のようなキャンパス)、淡水中学(真理大学裏の小径沿い)附近にたくさん残っています(李登輝元総統は日本統治時代に淡水中学で学んだ方です)。1895年、日本統治時代には乃木将軍がマカイ博士を訪問した記録もあり、これらは紅毛城内に関係の展示があり、紅毛城下の土産物コーナーに歴史の本(台湾華語)もありました。ここは人が少ない時期を狙ってどうぞ。
(3)軍事ファンの方には、淡水は19世紀後半の帝国主義との戦地でもあり、1883年の清仏戦争のとき封鎖中のフランス海軍陸戦隊が淡水港に上陸、淡水の郷土防衛軍が巧みな戦闘でこれを撃退した記録が残っています。現在も紅毛城から淡水漁人埠頭に行く途中に「滬尾砲台(北門鎖錀)」があり、当時の写真が展示されています。砲台エリアのとなりにある台湾の戦死者を祭る忠烈祠は日本統治時代の淡水神社で、台湾八景に選ばれた夕焼けの名所です。秋から冬にかけての夕焼けはまさに「絶景」です。

施設の満足度

5.0

利用した際の同行者:
家族旅行
観光の所要時間:
1日
アクセス:
5.0
MRTで移動すればとても便利です。市内バスもあります。
景観:
5.0
文人が愛した夕暮れ、河と山、風光明媚で有名な土地です。
人混みの少なさ:
3.0
平日なら人混みは少ないでしょう。

クチコミ投稿日:2012/07/26

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