謎に満ちた美しい白亜の城
- 4.0
- 旅行時期:2010/04(約16年前)
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by マンボウのお城さん(男性)
ホーエンシュヴァンガウ クチコミ:2件
バイエルン国王のルートヴィヒ2世が17年の歳月と巨額の費用をつぎ込んで、現実逃避するかのように造られた白亜の美しい城です。
中世風ですが、築城は19世紀後半と比較的新しいものです。
見る角度によって違う城のように見えるのが特徴的ですが、このお城の美しさの裏にひそむ謎も多くの人の興味を引きました。
それは、生涯独身を通し、シュタンベルク湖で謎の死をとげた孤独で狂気に満ちた数奇な運命だったからです。
また、作曲家リヒャルト・ワーグナーのパトロンとしてオペラに取り憑かれたためか、城内はワーグナーのオペラに出てくる作品に由来する壁絵が沢山描かれています。
内装は、中世の伝説を再現した部屋やヴィーナスの洞窟など、おおよそ実用とはかけ離れてはいますが、豪華でこだわったつくりとなっています。
最終的に首相ルッツらによって、ルートヴィヒ2世は形だけの精神病鑑定にかけられ、統治不能としてベルク城に軟禁されました。その後、謎の死をとげたというわけです。
したがって、ルートヴィヒ2世が城に住んだ期間は、わずか102日間だったといい、城は未完成部分を残しています。
想像とは異なり、ルートヴィヒ2世は白亜のお城の王子様とは随分かけ離れていましたが、ノイシュヴァンシュタイン城は想像以上に美しいところでした。
(2010年には、ほぼ修復工事も終了していたため、現在は、ほぼ完全な姿を見ることができると思います)
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦(シニア)
- 観光の所要時間:
- 半日
- アクセス:
- 2.0
- ツアーでは必ずと言ってよいほど訪れるため評価しなくても良いと思いますが、個人旅行の場合は意外に大変だと思います。
- コストパフォーマンス:
- 3.0
- 入場料は予約料別で9ユーロとドイツではかなり高額だと思います。
- 人混みの少なさ:
- 2.0
- 予約入場とはいえ、溢れんばかりの人が入城を待っています。
- 展示内容:
- 3.5
- 内装は、豪華とは言い難く、また趣味も決して良いとは言えない奇抜なものばかりでしたが、外装は想像以上に美しいものでした。
クチコミ投稿日:2012/07/07
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