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ワット パトム チェーディー 施設情報・クチコミに戻る

ナコン・パトムへ

  • 2.5
  • 旅行時期:2012/04(約12年前)
ルート3さん

by ルート3さん(男性)

ナコーン・パトム クチコミ:1件

 タイ人の友人とタクシーでファランポーン駅に。

 友人を窓口に行かせ切符を買わせる。だが、13時発車である次の列車には空席が無い様だ。バスの南ターミナルからバスか、アヌサワーリからロッツーにしようかと相談するが、「面倒だもん」、と言い放ち再度窓口へ行き係員と話をしている。そして、「10バーツ頂戴」、と手を差し出し再度窓口に行き、2枚の切符をヒラヒラさせながら戻ってくる。10バーツは私の外国人運賃だ。「席があったの?」、と尋ねると、「座るのダメだよ」、と切符を一枚くれる。見ると座席指定の箇所には”スタンディ”と印字されている。立席の切符のようだ。

 まあ、いいか。しかし発車まで1時間以上ある。駅舎は人で溢れ座る椅子も無い。「ウロウロしてくるから、ここにいるんだよ」、と言い置いて構内探索に行ったが、戻ると友人はいない。消えてしまったのだ。トイレにでも行ったのだろうと待つが戻ってこない。「狭い構内だ、探してみよう」、と再度動き回る。だが、見当たらない。

 その時着信音が。友人からだ、「貴方の姿が見えるよ、何処にいると思う?」、とノンビリした声が聞こえる。「へへへ、貴方の後ろの本屋にいるんだもんね」、と。振り返ると友人がイタズラっぽく笑っている。

 実は本屋が大好きな友人だ。本屋があると、入ってしまい立ち読みを始める。その本はと言うと、日本語の学習教材なのだ。もっとも最近は朝買ったDVD教材なども猛烈に興味を示すようになったが。時には小説らしき本を手にする事もある。私が、「行こうよ」、と促しても一向に止めようとはせずに一心不乱に読み始める悪癖がある。 友人は私が探しているのもツユ知らず、本屋で熱心に本を読んでいたのだ。この時は小説を一冊買い込み戻ってきた。

 発車時間が迫ってきた。10分前だ。この期に及び友人はトイレに行ってしまい5分前になった。電話を入れると、「人が一杯なの~。すぐ戻るよ」、と3分前に私の元へ。「急ごう」、と腕を引っ張るが、「待って!」、と先ほど切符を貰った窓口に行く。一言二言話をしていたが、戻ってきた友人の手には新たな2枚の切符が。「交換して貰ったよ」、と舌を出す。座席指定の切符を入手した様だ。

 プラットフォームでは出発合図の鐘が鳴り出す。係員に該当列車のプラットフォームを訊きダッシュだ。途方もなく長い列車だ。いったい何両連結しているのだろう?とりあえず適当な車両に飛び乗る。

 我々が乗ると同時に列車は動き出した。指定車両、席を探し回り、やっと到着する。友人と私は少し離れた席だ。だが、二人の席は既に人が座っている。友人は切符を示し、詰めて貰う。2.5人座れる席に2人を指定されているので詰めれば座れるのだ。

 私の席は既に3人が座っており、友人が交渉しても譲る気配はない。要は指定されていても早い者勝ちなのかな。幸い通路を挟んだ友人の横の4人席が空いていたので、とりあえずそこに座る。

 しばらくすると黒いモスリム頭巾をかぶった女の子2人と男の子のグループが来た。彼らの指定席らしく切符を確認しながら私の周りに座る。対面は女の子二人だ。女の子二人とはナコンパトムに着くまで視線が合いまくり、その都度”ニコッ”と微笑んでくれる。友人がいなければ、話をしたが、遂に一言も話さず。残念。

 一方友人の横、前に陣取ったおばさん二人は優しい人達で、ミヤの前の席に座れと誘ってくれる。詰めてくれたのだ。更には自分達が持っていたフルーツ、お菓子を振る舞ってくれ束の間のタイ人との触れ合いを楽しんだ。

 発車すると車掌が来て14バーツ徴収される。「あれ窓口で10バーツ払ったのに二重取り?、金額が違うのは何故?」、と友人に訊いても「マイルー」。ちなみにタイ人の友人は当然無料。

 僅か1時間半の列車の旅だったが、この間、ひっきりなしに売り子が弁当、お菓子、フルーツ、飲み物、冷たいオシボリを売り歩き、狭い通路と相まってウザイ事この上ない。ひっきりなしに膝、肩に彼らが体当たりしてくる感覚だ。「文句があるなら3等なんかに乗らず、上位の席に行け」、と言う事だろう。「でもね、席がなかったの」。我慢、我慢。

 ナコンパトム駅に到着。以外に大きな駅だ。駅に降り立つと巨大な仏塔が我々を迎えてくれる。

 空腹を訴える友人と、とりあえず屋台食堂に入りバーミーを。いつも友人が適当に注文してくれ、今回はマカロニの様な麺だ。だが一人前では物足りないので麺だけをもう一人前頼んでくれるのが定番だ。味の調整もお任せで、その見返りは具の贈呈だ。いつも麺しか食べないので、肉類は全て友人の鉢に引越しさせるのだ。

 食事を終え参道を進み仏塔へ向かう。近くでみると更にでっかい。バーリ語で、”最初の都”と言う町の名前が物語るように、当地は仏教伝来の聖地らしい。タイ最大の仏塔はプラ・パトム・チェディというらしい。

 境内は もの凄い人出だ。家族連れ、カップルが多い。ここでも日本人は見かけない。バンコクからミニツアーがあり比較的名が通っている観光地のはずだが・・・。多分カンチャナブリへ行く途中に寄るので、ツアー客は午前中に集中するのだろう。

 境内のあちらこちらにオレンジ色の布を垂らし、その布にタイ人がペンで何やら書いている。友人に訊くと「家族の名前を書いて家内安全を祈願する」、と言う。そしてその布は寺内の仏様に巻かれるらしい。友人は、「私も書くよ」、とペンを取り書き出した。こういう事にはタイ人は実に熱心だ。友人が書き終わるとペンを取り上げ、私も書く。”友人の家族が幸せになりますように!”、とタイ語では書けないので日本語でだ。「何を書いたの?」、と訊いてきたので、「内緒な」、と。

 友人は布のお布施を支払いに行った。戻ってきた友人は、「ハイッ」、と粘土で作った様な物をくれる。日本でいうお守りの様な物だろう。プラ・クルアンと言うのかな?ありがたく頂戴し、仕事用のバッグに忍ばせておこう。

 金箔を仏に貼ったりして仏教徒を演じ、境内を慣習通り時計回りで一周し帰える事にする。それにしてもお寺は信心につけこみ何じゃらかんじゃらで儲ける仕組みが構築されている。

 食事をしている時、目の前の大通りをバスがひっきりなしに通っていたので帰りはバスにしよう。満員列車はこりごりだ。ところが訊いたバスはことごとく南ターミナル行き。ピンクラオの先で遠い、遠い。するとアンパワーからの帰路利用したロッツーが停っている。訊くと先日と同じアヌサワーリ行きとか。そのまま切符売り場を訊きチケットを購入。一人60バーツ。料金からするとアンパワーより近かそうだ。席は早く乗ったので足元の広い前の方。これならばエコノミー症候群にはならないだろう。

 ウトウトしていると約1時間でアヌサワーリに到着。 時間は6時。丁度半日の観光だ。

施設の満足度

2.5

利用した際の同行者:
カップル・夫婦
観光の所要時間:
半日
アクセス:
1.5
コストパフォーマンス:
3.5
人混みの少なさ:
2.5
展示内容:
2.5

クチコミ投稿日:2012/05/30

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