回廊式の本堂を取り囲むように広縁風のベランダを持つビエンチャン様式の均整の取れた寺院。ブーゲンビリアが美しい。
- 4.0
- 旅行時期:2011/12(約14年前)
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by おぉたむすねィく探検隊さん(男性)
ビエンチャン クチコミ:1件
現在の建物は王国時代の1818年(1824年説あり)に建設されたもの。優美な大屋根が特徴のルアンパバーン様式に対し、本堂を取り囲むように広縁風のベランダを持つビエンチャン様式仁特徴がある。ビエンチャン最古の寺院で1551年にセーターティラート王による建立と伝わる。
ラオスではランサーン王国が分裂した18世紀以後、度重なる戦火に見舞われたために貴重な歴史的建造物の多くが破壊されたが、この寺院は建立当時の原形をとどめている唯一の寺院だ。1837年のホー族の反乱により収蔵品の多くが略奪された。
見上げるような巨大な本堂内には2052体に及ぶ仏像が並び壮観である。本堂を取り囲む回廊には3420もの小さな穴が彫られ、それぞれに2体ずつの仏像が安置される。すなわち合計6840体の仏像が納められれている。そのほとんどは度重なる戦によって、目として嵌めこまれていた宝石や頭部の装飾用の金細工などが略奪されたあとが痛々しい。
本堂のポーチから強い日差しの降り注ぐ外にブーゲンビリアの強烈でさまざまな色彩を眺める時間が素敵だ。早朝には多くの僧侶が集い声明が聞こえてくる。ラーンサーン通りに面した3層の建物は経蔵でラオスではホータイと呼ばれ、重要な経典などが記された木簡などが保管されている。古く1824年にはアヌ王と民衆が歴史的価値の高いカバンおよび文献などをホータイに奉献し、さらにこれを記念するパレードが執り行われ寺院と王宮の間を3日3晩練り歩いたという。
ナンブ広場からセーターティラート通りを東へ約300m。 すぐ南向かいにはワット・ホーパケオがある。ともに昼休みがあるので注意。
【おぉたむすねィく 神社仏閣部門】担当:大西輝明、写真:松岡明芳、編集:大原佳苗
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 5.0
- 観光客が集中するホテル街から自転車だとすぐ。
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- 5000kip(約50円)。有名寺院以外は無料のところが多い。
- 人混みの少なさ:
- 3.5
- 時間帯のよって異なると思うが、混雑することは少ない。
- 展示内容:
- 4.5
- 本堂内2052、回廊6840体に及ぶ仏像群は壮観。
クチコミ投稿日:2012/03/05
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