サンタ・マリア・デッラ・ヴィットリア教会 : 外観はシンプルでも中は超豪華。「聖テレーザの法悦」は必見。
- 5.0
- 旅行時期:2011/05(約15年前)
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by ニッキーさん(女性)
ローマ クチコミ:3件
ツアーでローマ三越に立ち寄った際、1時間のフリータイムを利用して行きました。
映画「天使と悪魔」の中で枢機卿が焼き殺されるショッキングなシーンの舞台となった教会です。ベルニーニの傑作「聖テレーザの法悦(ほうえつ)」があることで有名です。
私たちが行った時は外装工事中で、建物にはすっぽりと覆いがかけられていました。小さな教会で、この中に本当に聖テレーザの法悦があるのかと半信半疑でしたが、入ってびっくり、中は豪華なバロックの装飾に満ちていました。写真は撮っても構いませんが、真剣にお祈りしている人もいるので、フラッシュは使いませんでした。中は薄暗いので、写真はかなりぼけます。三脚を立てて良いような雰囲気ではありませんから、何かに寄りかかってしっかり息を止めて撮ってください。
「聖テレーザの法悦」は奥の主祭壇の左手、一段高くなった所にあります。
「法悦」というのは「恍惚」のこと。聖女テレーザが、天使が右手に持った火の槍(神の愛)に心臓を貫かれんとするまさにその時、神の御心に触れて甘美な痛みに恍惚の表情を浮かべる様子を表しているのだそうです。 自然光が像の上に差して聖女テレーザと天使を柔らかく照らし出していてすばらしいものでした。
私たちは厳かな雰囲気の中、しばし椅子に座って祭壇や豪華な天井画や大理石の柱を眺めました。ローマの教会って外観はシンプルでも、中は想像もつかないように豪華なことがあるのだなと感動。充実したひと時を過ごせました。
テルミニ駅、共和国広場から近いので、近くに行かれた際はお勧めの教会です。私たちはこの教会を見た後、共和国広場に面して建つサンタ・マリア・デリ・アンジェリ教会も見ました。そちらも外観からは想像もつかないすばらしさなので、合わせてお勧めです。
なお、イタリアの教会は午後早い時間は門を閉めているので、注意が必要です。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 4.5
- レプッブリカ駅から徒歩3分。共和国広場の近く。テルミニ駅からも歩いて行けます。
- コストパフォーマンス:
- 5.0
- 入場は無料。入口に箱を持った女性がいたので寄付に一人1ユーロ払って入りました。
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 観光客もいますがお祈りしている人もいて静かな雰囲気です。
- 展示内容:
- 5.0
クチコミ投稿日:2011/07/26
いいね!:2票
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