フルヴィエールの丘に拡がるガロ=ロマン
- 5.0
- 旅行時期:2011/02(約15年前)
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by さんしぇさん(女性)
リヨン クチコミ:3件
フニクレール(ケーブルカー)を降りればフルヴィエール聖堂、
更にゆるゆると坂を降りれば、知らず遺跡に足を踏み込みます。
フランス地内にはここリヨンや、南仏ではアルルやニーム、パリなど
にもガロ=ロマン(仏内のローマ)と呼ばれる、かつての古代
ローマの遺構を見ることができます。
遥か紀元前1世紀から紀元2、3世紀はリヨンの土地は未だ混沌、
言わばローマ殖民地の時代でした。
フルヴィエールを闊歩しただろうロ−マ人が、故国ローマ市民の
遊興施設である、お風呂や劇場あるいは円形闘技場などを、
殖民先にも作ろうというのは自然な流れだったかもしれません。
11.000人から収容できたと言われる劇場跡は今なお現役。
遺跡を後生大事に囲い込む事無く、手に触れ足下に踏む事が叶うのも、
フランスの鷹揚さ(ぞんざいさ?)のお陰です。^^
忙しい旅のひと時、劇場の硬い石の座席に腰を降ろして、そこから
立ち昇る市井の声無き声や、かつての熱狂を想像しつつ2000年を
飛び越え遊んでみませんか?
- 施設の満足度
-
5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 5.0
- 勾配の急な土地ならではのフニクレール(ケーブルカー)が麓と丘上を無理無く繋いでくれます。
- 景観:
- 5.0
- 今歩いた界隈を俯瞰するのも味わいがあります。
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- 冬の閑散かつ広大な遺跡の地、思い思いに読書する人あらば、日向ぼっこもあり。
クチコミ投稿日:2011/04/20
いいね!:2票
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